ゴールが"自己中心的"だと実現しないのはなぜ?

ゴールが"自己中心的"だと実現しないのはなぜ?

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ぷれぜん仙人です。

今日は、ゴール設定において、多くの人が見落としがちなポイントについて書いてみたいと思います。

ゴールを設定した(つもり)だけど、一向にエネルギーが湧いてこない、現実が変化しない、ということがあればこのミスをしている可能性があるかもしれません。

まず結論から先に言うと、自分だけが得をするゴールはあまり大きな力を持たないということです。

もちろん、「高級車に乗りたい」「お金持ちになりたい」「ビジネスで成功したい」と思うこと自体は、別に悪いことではありません。

ただ、そのゴールの中に自分一人しか登場していないと、感情も動きにくいし、ゴールへ向かうエネルギーもそれほど湧いてこないのです。

なぜ、そうなるのか?
じゃあ、どうしたらいいのか?

ということについて今日は書いてみたいと思います!

人間は、そもそも社会的な生き物


人間は、猫のように一匹で暮らしてきた動物ではありません。

家族をつくり、家族同士が集まってトライブのような集団になり、それが村になり、街になり、国家になってきました。

つまり人間は、そもそも他者との関係の中で生きるようにできているのです。

そう考えると、自分だけが得をして、自分だけが喜んでいるゴールというものを、良しとしないように私たち人間は作られていることがわかると思います。

自分だけが得をして、他の人には何もメリットがないことを集団、組織の中で追求したらどうなるか?

村八分にあったり、下手すると集団リンチで殺されたかもしれません。

これは本能レベル、DNAレベルで組み込まれているものなのです。
まず、これを理解しておく必要があります。

この結果として、なにか自分だけが得をするゴールを設定しても、私たちはいまいちそれを深層心理では良いと思えないように作られているわけです。

具体的に言うと、感情が動きにくい、という問題があります。

例えば、「ビジネスで成功して、高級車に乗りたい」というゴールを設定したとします。

自分一人が高級車に乗り、首都高速を走っている映像をビジュアライゼーションする。
ただ、そこに家族もいない。友人もいない。誰かが喜んでいるわけでもない。

これでは、なかなか大きな感情は動きません。

これは太古の昔から集団で生きてきた社会的な動物としての人間のデフォルト的な特性だと考えれば分かりやすいと思います。

では、これを効果的なゴール、効果的なビジュアリゼーションに変えるにはどうしたら良いのか?

ゴールの中に、「大切な人」を登場させる


では、その映像を少し変えてみましょう。

家族みんなで乗れるワンボックスカーを買う。
年に2回、その車で日本各地へ旅行する。
温泉へ行ったり、遊園地へ行ったりする。
車内では家族みんなが楽しそうに話している。

旅先でたくさんの思い出ができ、子どもたちが「パパ、ありがとう」と笑っている。奥さんも喜んでいる。

こちらのほうが、はるかに効果的なビジュアリゼーションになります。

自分の感情も大きく動くし、「この未来を実現したい」というエネルギーも湧いてきます。

ポイントは、自分と深く関係している人をゴールの中に登場させ、その人たちが笑顔になっている姿まで描くことです。

自分が成功した結果、家族が喜ぶ。
お客さんが喜ぶ。
会社の仲間が喜ぶ。
友人や知人が喜ぶ。

そういうゴールを設定すると、自分一人の欲望だけで設定したゴールよりも、強い力を持ちやすくなります。

利他的なゴールとは、自己犠牲ではない


ここで、よくある勘違いがあります。

よく言われる「利他的なゴールを設定しましょう」という話がありますよね。

これがけっこう勘違いを産んでいる気がします。
自分の望みは捨てて、周りの人や社会のために尽くさなければならないと考える人がいます。

しかし、これは違います。

利他的なゴールとは、自分を犠牲にして、誰かのために苦しみ続けることではありません。

例えば、世の中を本当に良くする素晴らしい商品を開発したとしても、それを永遠に原価ギリギリみたいな値段で配り続けるのはどうででしょう?

いつか自分の資金が底をつきますよね。
事業を続けられなくなり、商品を届けることもできなくなります。

自分はまったく幸せではない。
苦しくて仕方がない。
それでも周囲のために無理を続ける。

そんなゴールから、持続的なエネルギーが生まれるわけがありません。

利他的であることと、自己犠牲はまったく別のものです。

ダメなのは「自分が得をすること」ではない


一方で、自分が得をすること自体が悪いわけでもありません。

ダメなのは、自分が得をするために、周囲の人を傷つけたり、不幸にしたりすることです。

例えば、実態のない高額な情報商材を宣伝し、大勢の人に売りつけて逃げる。
本人は1億円を手にしてハッピーかもしれません。

しかし、その裏側には、合計1億円分の被害者が生まれています。

麻薬を売って人の人生をめちゃくちゃにし、自分だけがお金持ちになる。
詐欺で高齢者を泣かせ、自分だけが贅沢な暮らしをする。

こういうゴールがダメなのです。

一方で、ここで疑問を持つ人もいると思います。

こういうゴールを、本当に達成してしまう人も世の中にいるじゃないか?という話です。

サイコパスのような人で、他人を傷つけることに罪悪感を感じず、他人がどうなろうが知ったことではないと思える人なら、それを実現するだけの行動を取れてしまうこともあります。

そういう人にとっては、自分だけが得をするゴールで十分に感情が動きます。

しかし、普通の感覚を持った人間であれば、誰かを傷つけたり、誰かが嫌がったりする未来に向かって、心の底からエネルギーを出し続けることはできません。

どこかで自分自身にブレーキがかかります。

逆に、自分の会社で本当に良い商品を開発し、それを買ってくれたお客さんが喜ぶ。

会社で働く人たちも生活が豊かになる。そして会社が利益を上げ、自分自身も豊かになる。

これは素晴らしいゴールです。

自分も得をする。

周りの人も得をする。

社会にとっても良いものが残る。

目指したいのは、自分の利益を消すことではなく、自分の利益と他者の利益が同時に成立するゴールです。

これがゴール設定のとても重要なポイントです。

自分も、笑顔の輪の中に入っていい


利他的なゴールを考えるときに、一番重要なのは、自分自身も笑顔の輪の中に入れていいということです。

家族が笑顔になる。
お客さんが笑顔になる。
会社の仲間が笑顔になる。
友人や知人が笑顔になる。

そして、自分自身も笑顔になる。

自分を犠牲にして、誰かのためだけに生きる必要はありません。

自分も幸せになり、自分と関わる人たちも幸せになる。

そういう未来をゴールとして描けばいいのです。

自分一人で高級車に乗っている映像よりも、家族と車に乗って旅をし、みんなで笑っている映像のほうが、ずっと心が動く。

それは、人間が社会的な生き物だからです。

ゴール設定をするときは、自分が何を手に入れたいかだけではなく、そのゴールが実現したとき、誰が一緒に笑っているのかまで考えてみてください。

そこまで描けたとき、そのゴールは自分一人の願望を超えて、本当に強いエネルギーを持ち始めると思います。

また、今日の話をさらに抽象度を高めて言えば

自分の感情ブロックが生じるようなゴールイメージにしない

という風に考えれば、これ以外も色々と応用ができると思います!
ぜひ、試してみてくださいね。


ぷれぜん仙人



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