ぷれぜん仙人です。
あなたは、「運気」とか「波動」とか、そういうものを信じていますか?
よく、ネガティブなことばかり考えていると、ネガティブなことが起こる、ポジティブなことを考えていると、ポジティブなことが起こる」
みたいな話があります。
因果応報とか、引き寄せとか、いろいろな表現がありますよね。
私は長年、潜在意識や人間の深層心理のメカニズム、さらにはこの宇宙の仕組みのようなものまで研究してきたので、こういう話には結構敏感です。
そして、自分自身の実体験を振り返ってみても、「これは確かにそうだよな」と感じることがたくさんあります。
しかし、ポジティブになるってなかなか難しい。
では、どうしたらいいの?という話を今日は書いてみようと思います。
人間は、自分が考えている方向へ進んでいく
コーチングの世界にも「セルフトークのマネジメント」という考え方があります。
自分が口に出している言葉だけではありません。口には出していなくても、頭の中で何度も何度も反復している言葉。
「もうダメだ」
「どうせうまくいかない」
「なんで自分ばっかりこんな目に遭うんだ」
こういった脳内の言葉も含めて、自分が日々どんなセルフトークをしているのかに気をつけるわけです。
これは本当に重要だと思います。
人間の脳は、ある意味ではスーパーコンピューターのようなものです。
自分が思考した方向に焦点を合わせ、その方向へ向かって情報を集め、行動していく。だから、自分が何を考えているのかというのは、ものすごく重要です。
ただし、理屈ではわかっていても、実践するのが難しい。ここが問題なんですよね。
人生には「スパイラル」がある
なぜ難しいのか?
それは、人間には「スパイラル」が発生するからだと思っています。
例えば、仕事が順調。健康も万全。人間関係もうまくいっている。お金もしっかり入ってくる。そんな状況のときに、毎日ネガティブなことばかり考える人は、そんなに多くないと思うんです。
良いことが起きれば、自然と良い気分になります。
良い気分でいるから、人にも優しくできる。行動力も出てくる。新しいことにも挑戦できる。その結果、また良いことが起きる。こうやって好循環が回り始めます。
問題は、このスパイラルが逆回転し始めたときです。
例えば、突然仕事をリストラされた。健康診断を受けたら、大きな病気が見つかった。夫婦関係や恋人との関係が破綻した。お金がなくなった。
こういう状況で、「ネガティブになるな!」と言われても、無理がありますよね。
放っておけば、不安や恐怖、怒り、悲しみといった感情が次々に湧いてきます。そしてネガティブなことばかり考えていると、さらに視野が狭くなって、またネガティブな方向へ進んでいく。こちらにもスパイラルがあるわけです。
では、どうやってその逆回転を止めればいいのでしょうか?
無理に「ポジティブになろう」としなくていい
ここで私がオススメしたいのは、
「一生懸命ポジティブなことを考えよう」とはしないことです。
これ、実際にはあまり実践的ではありません。めちゃくちゃ嫌なことが起きているときに、「よし!今日も最高!」なんて思えるのであれば、最初から苦労しませんよね。
無理やりポジティブになろうとすると、「ポジティブになれない自分はダメだ」と、かえって自分を責め始めることすらあります。
また人間の潜在意識は反発しているものを無理やりやろうとしても、余計に反発を生み出し悪循環が強まるという性質があります。
では、どうしたらよいか??
そこで私がおすすめしたいのが、昔から言われている「感謝行」です。
え?結局そこですか?と思うかもしれませんが、もう少しお付き合いください。
ちゃんと実行できて効果のある方法をご紹介しますので!
「感謝」はちょっと特殊な感情
感謝というのは、非常に特殊な感情だと思っています。
試しにやってみるとわかります。
感謝しながら、ものすごく怒ることができるでしょうか?
感謝しながら、強烈な恐怖を感じることができるでしょうか?
感謝しながら、絶望することができるでしょうか?
これ、やろうとすると結構難しいんです。
人間の脳というのは、Googleの検索エンジンのようなところがあります。何を探しているのかによって、見える情報が変わってきます。
つまり、感謝するものを探している間は、少なくとも一時的には、自分の不安や恐怖、問題から焦点を外すことができるんです。
ただ、ここまで読んで、「いやいや、感謝できることなんかないよ」と思った人もいるかもしれません。今こんな状況なのに、何に感謝しろっていうんだ、と。
そういうときに、私がおすすめしたい方法があります。
それが「掃除」です。
ネガティブなときこそ、掃除をする
掃除といっても、部屋の整理整頓ではありません。
物を捨てる、必要なものと不要なものを分類する、収納場所を考える。こういう作業になると、意外と頭を使います。
そうではなくて、掃除機をかける。フローリングを雑巾で拭く。トイレを磨く。こういう単純作業がおすすめです。
そして、ここが重要なのですが、掃除をしながら、単純なポジティブな言葉を繰り返す。
これをやります。
これだと、ネガティブな気持ち、ネガティブな状況でも不思議とできます。
頭を使わない、単純作業として捉える、というところがポイントですね。
掃除をしながら「天国言葉」を唱える
私がよく使うのは、斎藤一人さんの「天国言葉」です。
愛しています。ついてる。うれしい。楽しい。感謝しています。幸せ。ありがとう。許します。
これを、掃除機をかけながら、ゆっくり穏やかに繰り返します。
雑巾がけをしながらでもいい。トイレ掃除をしながらでもいい。
何か特別なことを考える必要はありません。
別に、その瞬間に心の底から感謝できることがなくてもいいんです。
ただ淡々と、「愛しています。ついてる。うれしい。楽しい……」と繰り返す。
私は、これは一種のマントラのようなものだと思っています。
マントラとは、密教などで繰り返し唱えることで瞑想状態、特殊な意識状態に入るための言葉です。
頭の中のおしゃべりを、一度止める
人間が辛いとき、頭の中ではずっと言葉が回っています。
「これからどうしよう」
「あのとき、こうすればよかった」
「なんであんなことになったんだ」
「来月どうするんだ」
こういう思考が、延々とループしています。
ところが、単純な作業をしながら、一定の言葉を繰り返していると、その思考のループがいったん弱まります。
これは、一種の瞑想状態に近いと思っています。
マントラというものには、普段働き続けている意識的な思考、つまり顕在意識の言語的な活動を静める働きがあります。
機能脳科学者の苫米地英人さんの説明を借りるのであれば、
普段の左脳的な言語活動が静まり、「右脳言語野」と呼ばれるような非言語的・全体的な情報処理が優位になっていく、という説明もできるでしょう。
ちなみに、「右脳言語野」という概念については、一般的な脳科学で確立されている定説とは違う話になってきますので、ここでは細かい学術的議論には入りません。
重要なのは、頭の中で延々と続いていた言葉が、一度静かになるということです。
そして、それには「大きな利益がある」ということが重要です。
たった10分でも「ニルヴァーナ」は作れる
私は、この状態を「ニルヴァーナ」という言葉で捉えています。
ニルヴァーナとは、仏教でいう「涅槃」のことです。もともとは「吹き消す」という意味を持つ言葉で、仏教では「煩悩の火が吹き消された状態」を表します。
一般的には?何か天国のような特別な場所が存在していて、そこへ行くという話ではありません。ニルヴァーナとは本来は「特殊な意識状態」の話です。
そして、意識状態というのは、30年、40年修行した人だけが、ようやくたどり着けるものばかりではないと思うんです。
もちろん、仏教でいう究極的な涅槃とは話が違います。
でも、掃除をしている5分間、10分間、その間だけでも、頭の中の不安や恐怖が消えて、静かな状態になれたとしたら。
それだけでも、ものすごく価値があると思いませんか?
心にも「休憩時間」が必要
私たちは体が疲れたら休みます。寝ます。座ります。お風呂に入ります。
でも、心については、意外と「休ませる」という発想がありません。
不安なときには、朝から晩まで不安を考え続ける。
仕事の問題があれば、ずっと仕事の問題を考え続ける。
人間関係で嫌なことがあれば、頭の中でもう一度その人と言い争っている。
これでは心が疲弊して当然です。
だから、たった5分でも10分でもいい。ネガティブな思考から離れる時間を作る。
実は、たったそれだけでもかなり大きなヒーリング効果があるというのがあります。
さらに、この「空白」を頭の中に作ることには他にもメリットがあります。
その後の時間で、不思議と新しいアイデアが出てきたり、インスピレーションが湧いたりすることがあるからです。
つまり、その5分、10分の心の休息だけでなく、その日のその後の時間にも影響を与えるのがこの「休憩時間」なのです。
必死に問題を考えているときには思いつかなかった解決策が、一種の諦めの境地になってから突然浮かんでくる。
そんな経験をしたことがある人もいるんじゃないでしょうか?
あれも、この「心の空白」によって潜在意識の働きがスムーズになった事が関係していると言われています。
人生が大変だからこそ「5分だけ抜ける」
人生というのは、どうしても辛いことや大変なことが起こります。
「こんなことが起きているんだから、ネガティブになるのは当たり前だろう」
そう思う気持ちは、私もよくわかります。
私自身、そうなってしまうことは普通にあります。
だから、「ネガティブなことを考えるな」と言いたいわけではありません。
そんなことは無理だし、現実的な方法論ではないからです。
そうではなくて、5分だけ、その状態から抜けてみる。
その方法として、掃除をしながら感謝の言葉を繰り返す。
これくらいなら意外とできるものです(今度、ネガティブになった時にぜひお試しください!)。
掃除機をかけながら、「ありがとう。感謝しています。ついてる。幸せ……」と淡々と繰り返す。
その5分間だけは、不安を忘れることができる。
恐怖を忘れることができる。
怒りから離れることができる。
そして、そのたった5分間で生まれた心の余白が、その後の1日に驚くほど大きな影響を与えることがあります。
1日中の気分を一気にポジティブに変える必要なんてないんです。
まずは、逆回転しているスパイラルを5分だけ止める。
それで十分だと思っています。
その5分がその日1日の残りの時間を大きくポジティブに変えてくれるからです。
というわけで今日は、掃除と感謝行を使ったセルフトークのマネジメントについて書いてみました。
もし最近、頭の中が不安や心配事でいっぱいになっているという人がいたら、一度試してみてください。
その効果に驚かれるかもしれませんよ。
ぷれぜん仙人