私は夜の仕事が多く、性格も男っぽいせいか、結構男女問わず相談を受ける事が多いです。
皆さん色々な相談が多いですが、最近はLGBTQの相談が多いです。
「自分は普通じゃないのかな」
「誰にも言えない」
「親に言ったらどう思われるんだろう」
「好きになった人のことを、堂々と好きって言えない」
そんな話を聞くことが増えました。
私は専門家ではないし、偉そうなことを言える立場でもありません。
でも、夜の世界でいろんな人を見てきて思うのは、人の心や性の形って、本当に一人一人違うということです。
男だからこうしなきゃいけない。
女だからこうあるべき。
好きになる相手は異性じゃなきゃいけない。
そういう“普通”に苦しめられている人が、世の中にはたくさんいるんだなと感じます。
でも私は思います。
人を好きになる気持ちに、そんなに細かい決まりって必要なのかな?って。
誰かを傷つけたり、無理やり何かを押しつけたりしているわけじゃないなら、
自分が誰を好きで、どんなふうに生きたいかは、本来もっと自由でいいはずです。
もちろん、現実はそんなに簡単じゃないと思います。
職場、家族、友達、世間体。
言いたくても言えないこと、隠さなきゃいけないこと、笑ってごまかしていることもあると思います。
でも、ひとつだけ言いたいです。
あなたはおかしくないです。
悩んでいる時点で、すごく真面目に自分と向き合っている人なんだと思います。
苦しいのは、あなたが弱いからじゃなくて、安心して話せる場所がまだ少ないからかもしれません。
私のところに相談してくれる人たちも、最初はみんな遠慮がちに話します。
でも話しているうちに、少しずつ表情が柔らかくなることがあります。
「あ、言っても大丈夫だったんだ」
「否定されなかった」
「笑われなかった」
それだけで、人って少し息がしやすくなるんだと思います。
私は、誰かの人生を変えられるほど立派な人間ではありません。
でも、話を聞くことはできます。
否定せずに受け止めることはできます。
夜の仕事って、偏見を持たれることもあります。
でもその分、表では言えない本音を聞くことも多いです。
綺麗ごとだけじゃ生きられないことも、
人には言えない寂しさがあることも、
笑っていても心の中で泣いている人がいることも、
私はたくさん見てきました。
だからこそ、今苦しんでいる人に言いたいです。
無理に今すぐ強くならなくていい。
誰かに全部を理解してもらおうとしなくてもいい。
でも、自分だけは自分のことを嫌いにならないでほしい。
あなたの好きも、あなたの違和感も、あなたの迷いも、
全部あなたの一部です。
世の中の“普通”に自分を無理やり合わせて壊れてしまうくらいなら、
少しずつでも、自分が呼吸しやすい場所を探してほしいです。
そして、もし誰にも言えなくて苦しい時は、
「こんなこと言ったら変かな」なんて思わずに、話せる人に話してみてください。
否定しない人は、ちゃんといます。
味方になってくれる人も、ちゃんといます。
少なくとも私は、そういう人たちの話を笑ったりしません。
人はみんな違って当たり前。
誰を好きになるか、どんな自分でいたいか。
それを誰かに決められすぎる人生なんて、苦しすぎます。