めまいや耳鳴りがあるとき。
心配ごとがあって眠りが浅くなっているとき。
考えごとが頭のなかをグルグル回って疲れてしまうとき。
こんなときは、身体のエネルギー(気)や熱が頭の方に偏ってしまっています。
これを東洋医学では「上実下虚(じょうじつかきょ)」と呼びます。
簡単にいうと、横隔膜から上の上半身には過剰なエネルギー(邪気)が充満し、下半身は根本のパワー(正気)が不足している状態です。
更年期は、血を全身に送り、巡らせる「肝」の働きが乱れると同時に、加齢に伴って、エネルギーの土台である「腎」の蓄えも減少していきます。
本来なら、上がった気は自然と足元へ下がっていくものですが、「腎」の引きつける力が弱まることで、気が頭に上がったまま降りてこられなくなってしまうのです。
そんなとき、強力な助けになるのが「噛むこと(咀嚼)」です。
あごを動かすことは脾(胃腸)を刺激し、頭に浮いてしまった気を、お腹から足元(下半身)へとグッと引き下ろす
「アンカー(錨)」としての働きを手助けしてくれます。
・「一口につき+5回多く噛む」
・小腹がすいたときは、柔らかいスナックではなく「ナッツ」や「干し芋」など噛みごたえのあるものを選ぶ
思考がグルグル回って辛いときは、一度、『あご』を動かしてみてください。
あごを動かしてお腹(丹田)に意識を向けることで、上り詰めた気が少しずつ下へ降りていく土台が整っていきます。
これは、「腹式呼吸」で吸気の時間を長くするのと同じ原理です😊