Q、昭和の常識 令和の非常識 ぎっくり腰は何もせずに安静にするといいというのが昭和の常識でしたが、令和では非常識な理由について。ではどうすればいいのでしょうか。
A、とても良いテーマですね。
「昭和の常識 令和の非常識」シリーズとして、ぎっくり腰の扱い方はまさに“医学常識の進化”を象徴する題材です。
🩺 昭和の常識:安静第一
かつては「ぎっくり腰=動かすと悪化する」と考えられていました。
そのため昭和では次のような対応が一般的でした。
とにかく 動かず安静
布団で横になり、痛みが引くまで待つ
湿布や痛み止めで“静養”
しかしこの方法、現在では 回復を遅らせる ことが分かっています。
⚡ 令和の非常識:安静にしすぎると悪化する理由
現代医学では、ぎっくり腰の多くは「筋肉や関節の軽度損傷+防御反応」。
完全に動かさないと、次のような悪循環が起こります。
問題点 内容
筋肉が硬直 動かさないことで血流が悪化し、痛みが長引く
回復が遅れる 炎症が引いても筋肉が動かないため、再発しやすくなる
精神的ストレス 痛みへの恐怖で“動けない”状態が続く
つまり「安静=治療」ではなく、「安静=停滞」になるんです。
🌿 令和の新常識:軽く動かす・温める・姿勢を整える
医師や理学療法士が推奨する現代的な対処法は次の通りです。
✔ ① 痛みが強くない範囲で“軽く動く”
起き上がる、歩くなど、日常動作を少しずつ再開
長時間の寝たきりは避ける
✔ ② 温めて血流を促す
発症直後(炎症期)を過ぎたら 温湿布や入浴
筋肉の緊張をほぐすことで痛みが軽減
✔ ③ 姿勢を整える
腰を反らさず、骨盤を立てる座り方
長時間の同じ姿勢を避ける
④ 痛みが強い場合は医療機関へ
・神経症状(足のしびれなど)がある場合は整形外科へ
・早期にリハビリを始めると再発予防にもなる
💡 まとめ
昭和の常識:動かさず安静
令和の常識:軽く動かして血流を保つ
ぎっくり腰は「休ませる」より「動かす」時代へ。
“痛みと共に動く”ことが、最短の回復ルートです。
Q、ぎっくり腰に良いストレッチや体操はあるでしょうか。
A、ぎっくり腰のときに「動かしていい」とはいえ、どんな動きなら安全で効果的かがポイントになります。
令和の常識では、痛みを悪化させずに血流を保つ“軽いストレッチ”や“体操”が推奨されています。
🧘♂️ ぎっくり腰に良いストレッチ・体操(痛みが落ち着いてきた時期に)
✔ ① 骨盤ゆらし(寝たままOK)
目的: 腰まわりの筋肉をほぐす
方法:
1、仰向けに寝て、膝を立てる
2、両膝をそろえたまま、ゆっくり左右に倒す(10回)
3、痛みが強い側には無理に倒さない
→ 血流が改善し、腰の緊張がゆるみます。
✔ ② 猫の伸びポーズ(四つん這い)
目的: 背骨の柔軟性を取り戻す
方法:
1、四つん這いになり、背中を丸める(息を吐く)
2、次に背中を反らせて顔を上げる(息を吸う)
3、ゆっくり5〜10回繰り返す
→ 腰椎の動きを自然に戻す効果があります。
✔ ③ 膝抱えストレッチ(仰向け)
目的: 腰の筋肉を伸ばす
方法:
1、仰向けで片膝を胸に引き寄せる
2、10秒キープして戻す
3、左右交互に3セット
→ 腰の深部筋(大腰筋)をやさしく伸ばせます。
✔ ④ 骨盤前後傾運動(座ってできる)
目的: 姿勢改善・再発予防
方法:
1、椅子に浅く座り、背筋を伸ばす
2、骨盤を前に倒す→後ろに倒すをゆっくり繰り返す(10回)
→ 長時間座る人におすすめ。腰の動きを保ちます。
⚠️ 注意点
・発症直後(痛みが強い時)は無理に動かさない
・「ズキッ」と痛む動きは避ける
・温めてから行うと効果的(入浴後など)
・不安がある場合は整形外科や理学療法士に相談
🌿 まとめ
昭和の常識:動かさず安静
令和の常識:軽く動かして血流を保つ
ストレッチは「治すため」ではなく「回復を早めるため」。
“痛みのない範囲で動かす” が令和の正解です。