今回はがん体験記の3回目。
会社へのお知らせから入院するまでにしておいた、今思えば結構大事だったなーと思う3つのことを書いていこうと思います👱
病院が終わったら、即職場へ連絡
その日にやる手続きが全て終わり次第、まず職場に連絡しました。
まずは私が働いている部門の直属の上司に報告、そしてそのまま店長へ繋いでもらいました。
がんと診断され、2週間もしない内に入院すること。
大きな手術になるので最低一ヶ月、抗がん剤をやるならもっと長期の休職をお願いしたいことを、電話でお伝えしました。
お2人とも驚いていたとは思いますが、冷静に話を聞いてくださいました。(後にお知らせしたパートさん達も同じでした)
大きなリアクションを、少なくとも私には見せずにいてくれたこと。
それが私にとっては救いになったし、とてもありがたい事でした。
当時は週5日フルタイムで働いていたので、私が抜ければそれなりの穴が空きます。おまけに長期で休まれれば、残った人達に大きな負担がのしかかります。
それでも『まずはきちんと治療しておいで』とだけ言って下さった皆さんには、本当に感謝しかありません。
翌日出勤した時既に、店長は休職の手続き書類を用意して下さっていて
高額医療費の限度額適用認定証の申請も、お話したその日にすぐ本社へ連絡してくれて、私が休職する前に直接受け取れるようにしていただけました。
急な話だったにも関わらず、私が困らないようにスムーズに進めて下さった事に感謝しかありません。
🌟【豆知識】限度額認定証について🌟
①会社で社会保険に加入されている場合、限度額認定証は会社で発行してもらうので、直属の上司を通じて会社へ依頼します。
ご自分で国民保険に加入されている場合、ご自身で市役所に行き発行してもらいます。
②限度額認定証は退院の会計時までに間に合えばいいらしいので
もし自分が入院してしまっても、家族に代わりに取りに行ってもらう事も可能です。
※まだマイナンバーカードを持っていなかった時のお話です。
入院前にやっていたこと
①血を増やすために薬(いわゆる鉄剤)を飲んでいた💊
がん発見当時からすでにかなりの貧血状態になっていたので
(何ヶ月も不正出血があったのだから当たり前ですが💧)
手術までに少しでも自分の血を増やしておきましょうという事で、入院する日の朝まで毎日薬を飲んでいました。
そのおかげかわかりませんが、大手術のわりに輸血はしないで済みました。
②可能な限りいつも通りに過ごす😺
一般的にがん宣告を受けたあとの患者とそのご家族に起こることとして
不眠や食欲不振、気持ちが落ち込む(抑うつまで行く場合もあり)が代表的なものです。
我が家の場合、その症状が私ではなく夫に出ました。
がんだった事を報告したその日から、ほとんど寝られず、あまり食欲もなかったようです。
夜は普通に食べていたので全く気づきませんでしたが、職場ではほぼ何も口にしていなくて、夜もいつの間にか寝落ちしていただけの状態だった様です😥
私が入院する頃からたまたま遅めの夏休みに入っていたので、会社で倒れるような事がなかったのは不幸中の幸いです。
夫がそんな状態だったので
二人して暗くなっても何も良いことは無いし、私までどよーんとしてられないぞ…⁉️というのが当時の正直な感想でした。
子宮体癌ステージ3の五年生存率は、調べるとだいたい7割くらい。
子宮体癌はそもそもがご年配の方に多いので、体力の問題や別の病気があったり等、癌が直接の理由じゃない場合も多いだろう。
となると、その中でも3人に2人は生きてるんだから大丈夫でしょ❗️という、割と呑気なスタンスでいる事にしました。
別居している母親もかなり心配をしてくれていましたが、同じような感じで振る舞っていました。
仕事も入院する直前まで普通に行っていました。あまり時間があっても考えすぎてしまうだけなので、逆にこれは良かったと思います。
③【これが一番大事かも】ポジティブな経験談を見る💪
色々な人の記事を見ましたが、その中でも一番印象に残っているのが
女優の秋野暢子さんの体験談です。
秋野さんは食道がんのステージ3だったようで、重複がんもあったようです。
おまけに声帯近くに出来ているので、手術すると声が出なくなる可能性も出てくるという状態。
そして一般的な五年生存率は3〜4割。私よりも圧倒的に低いです。
おまけに手術したら話せなくなってしまうかもしれないなんて…
私だったらどうするだろう…?
結局彼女は、手術ではなく化学放射線治療を選び、幸い現在も再発はないそうです。
本当によかった!😊
秋野さんの記事を読んでいて私が一番勇気をもらえたのは
『自分の主治医は自分』
『医療のプロと一緒に、自分も鬼(がん)退治に行く』
『くよくよしていても病気はよくならない』
この3つの言葉でした。
私よりも年上かつ数字だけ見れば、もっと危機的な状態にある彼女がこんなに強くいるんだ。
私は手術出来る場所と段階で見つかったのに、それを幸いと思わず落ち込んでるだけなんてもったいない!と思いました。
自分の病気なんだから、自分の意志で直そうとしよう。
技術的な事はプロに任せるしかないけど、精神的に折れないようにいるのは自分で出来ること。
ならせめて、それだけは頑張ろう。
入院するまでの約2週間の間に、たまたまこの記事を読めた事は幸運でした。
『負けないぞ、絶対元気になってやるぞ!』というマインドに切り替えた状態で、治療に臨めたからです。
がんを乗り越えて変わった自分
他の方の経験談を読んでも、皆さん精神的にタフですよね。
(そうならざるを得ないのはもちろんありますが…)
私もがんという大病を乗り越えて、それなりに強くなりました。
【逃げても何も解決しない。辛くてもちゃんと向き合って、ひとつずつ超えていくしかない。】
物事の対処の仕方なんて、極論それしかないのでは?と今は思っています。
もともと冷静なタイプではありましたがさらに輪をかけて
良い意味で色々な事がどうでもよくなって、すごく生きやすくもなりました。
毎日目が覚めて、自分の意志で好きなように動けているだけで幸せ。
結局大抵のことは何とかなるし、騒ぐほどじゃないよね、みたいな。
今の私は、良いのか悪いのか心身ともに『どっしり』しています。笑