「インスペクション」とは調査や検査のことです。不動産業界においては、「建物状況調査」のことを指します。現在は、情報提供のみが義務化されており、インスペクション自体は義務化されていません。
義務化された情報提供は、その物件がインスペクション済みかどうか、また、実施されていない場合、インスペクションのあっせんを希望するかどうか、この二点だけです。
なので、インスペクションをしていないからといって、そのことを理由に売主さんを責めることはできません。インスペクションが必要だと思うなら、あっせんを希望すれば実施することはできますよ、と道筋が示されています。
つまり、インスペクションが実施されているかどうかは契約時に明らかです。したがって、インスペクションが実施されていないことを承知の上で、買主さんの意思で購入したということになってしまうのです。
引き渡しからあまり時間がたっていないのに大きな劣化が見つかると、「知っていたら買わなかったのに!」と言いたくなるものですが、知りたかったら自分でインスペクションを段取りすれば良かったじゃない、ということになるのです。
でもまぁ、インスペクションですべてが分かるわけでもありません。実際には、契約前に買主の希望でインスペクションを実施するのはかなり難しいことです。だから、内覧時に状態を見極めるプロのサポートが必要なのです。
見つかった不具合については積極的に補修計画を練り、「快適な生活を自分で確保する」という考え方にシフトした方が、断然建設的なのです。
【まとめ】
インスペクションは義務化されていません。義務化されたのは情報提供のみです。インスペクションで建物の状況を事前に知りたいなら、売主の協力を得ながら自分で段取りする必要があるのです。そして、それはかなり難しいことでもあります。
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