“なんか嫌だったのに、『気にしすぎかな』で終わらせてしまう”あなたへ。心理学が教える“自分の違和感”の扱い方

“なんか嫌だったのに、『気にしすぎかな』で終わらせてしまう”あなたへ。心理学が教える“自分の違和感”の扱い方

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コラム

はっきり怒るほどではない。でも、なんとなく嫌だった

誰かに言われたひと言が、妙に引っかかった。
笑って流したけれど、あとから思い出すと少し嫌な感じがする。
でも、「悪気はなかっただろうし」と考える。
「私が敏感すぎるのかな」とも思う。
そして最後には、「こんなことで気にするほうがおかしい」と、自分を納得させようとします。
けれど、説明できない違和感があるからといって、それをすぐ間違いにしなくてもよいのです。

気持ちは、理由より先に動くことがある

臨床心理学では、自分の感情や身体の反応を、心の状態を知るための手がかりとして大切にします。
「なぜ嫌だったの?」と聞かれても、すぐには答えられないことがあります。
声の調子だったのかもしれない。
いつも軽く扱われている感じが重なったのかもしれない。
言葉そのものではなく、その場の雰囲気に反応したのかもしれません。
理由が説明できないからといって、感じたことまで存在しなかったことにはなりません。

“正しいかどうか”より、“何を感じたか”を見てみる

違和感が残ったとき、まず「相手が悪かったのか」を決めなくても構いません。
「私はあのとき、少し嫌だった」
「なぜか緊張した」
「笑っていたけれど、ほんとは傷ついた」
そこまで分かれば十分です。
感情は裁判の証拠ではないので、正しさを証明する必要はありません。
自分がどう感じたのかを知っておくだけでも、次に同じことが起きたとき、自分を守りやすくなります。

「こんなことで気になるんです」と話してもいい

自分でも理由が分からない違和感は、人に話すほどのことではないと思いやすいものです。
でも、「大したことじゃないと思うんですけど、なぜかずっと引っかかっていて」と話してみても構いません。
誰かに聞いてもらううちに、「嫌だった」の中身が少しずつ見えてくることがあります。
もしかすると、今回の出来事だけではなく、似たような場面で何度も我慢してきたのかもしれません。
自分の感覚を疑う前に、まずは「私はそう感じたんだな」と受け止めてみる。
違和感は、ときどき心が小さな声で教えてくれる、自分を守るための手がかりなのだと思います。

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