「どっちも大事だからこそ決められない」という優しさから来る葛藤

「どっちも大事だからこそ決められない」という優しさから来る葛藤

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導仁です。
どっちかを選べば、きっと少しは楽になる。

そんなことは、頭ではもう分かっているのに。

今夜もまた、AとBのあいだで

同じところをぐるぐる回っている自分に気づくことがあります。
あっちの道にも、大事なものがある。

こっちの道にも、大事なものがある。

どちらか片方を選ぶということは、

片方を「いらない」と言うのに近いような怖さがあって、

どうしても、どちらにも手を伸ばしたまま立ち尽くしてしまう。
そんな夜を、あなたも経験したことがあるかもしれません。
私たちは、

「決められない自分」のことを

すぐに「優柔不断」とか「覚悟が足りない」とか、

厳しい言葉で呼びがちです。
さっさと決めてしまう人のほうが、

かっこよく見えたりもします。

迷わず進む人を見て、「自分もああなれたら」と

少しだけ羨ましく思うこともあるでしょう。
でも、あなたが今、決められずにいるのは、

どちらも大事にしたいと願っているからかもしれません。
片方には、積み重ねてきた時間があります。

一緒に過ごしてきた人たち。

慣れた環境。

守ってきた約束や、手放したくない安心。
もう片方には、これからの自分が求めているものがあります。

やってみたいこと。

少し軽くなれる働き方。

まだ見たことのない景色。
どちらかを選ぶたびに、

心のどこかで誰かを傷つけてしまうような、

過去の自分に「ごめんね」と言わなければならないような、

そんな気がしてしまう。
その迷いはきっと、

どちらか一方を乱暴に切り捨てない、

あなたの優しさのあらわれでもあります。
「どっちも大事」という気持ちを抱えたまま、

それでもどこかへ進まなければならないとき。

私たちは、すぐに答えを出そうとして、

自分の内側を急かしてしまいがちです。
でも本当は、

その葛藤に一晩だけ付き合ってみる、という選び方があってもいいのだと思います。
どちらかに決めるためではなく、

どちらも大切だと感じている自分の心を、

いったん静かな場所に連れていく。
そこに座って、

「そうだよね、どっちも大事だよね」と

自分で自分にうなずいてあげる時間。
それは、何も進んでいないように見えて、

実はとても大切な通過点なのかもしれません。
今夜、もしあなたが

AとBのあいだで揺れているのだとしたら。
「どちらかを選べない自分」ではなく、

「どちらにもちゃんと心を向けている自分」として

見つめてみてください。
片方の良さを数えるたびに、

もう片方の良さも思い出してしまう。

それは、あなたがどちらの時間も、

どちらの人たちも、

どちらの自分も大事にしてきた証拠です。
その重さを、

「未練」や「優柔不断」というひと言で片付けてしまうのは、

きっともったいない。
いつかは何かを選ぶ日が来るかもしれません。

ある朝ふと、自然と手が伸びるほうが決まっていることもあるでしょう。
でも今夜は、

「どちらを切り捨てるか」ではなく、

「どちらの中にも、何を残していきたいか」を

ただ静かに感じてみるだけでいい。
どっちも大事だからこそ、決められない夜。
その葛藤の真ん中にいる自分を、

今日は少しだけ、責めずに眺めてみてください。
「まだ決められない」ではなく、

「これだけ大事なものを、いくつも持っている」自分として。
導仁より。

ここまで読んでくださって、ありがとうございます。
もし今、誰かに話してみたいと思うことがあれば、小さな相談場所を用意しています。
整理できていなくても、言葉にならなくても、大丈夫です。


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