導仁です。
「やってみたい」と思うことがあっても、
そのまま一日が終わってしまう夜があります。
新しい働き方のこと。
もう少しラクになれる暮らし方のこと。
ずっと心のどこかに残っている、小さな夢のこと。
頭の中では何度も思い浮かべるのに、
現実のほうは、まったく動いていないように見える。
そんな自分に気づくと、
「口だけだな」「結局、何も変えてないな」と、
ため息をつきたくなってしまうかもしれません。
でも、
心の中に灯った火を、
「どうせ消える」と決めつけてしまうのは、
少しもったいないことのようにも思うのです。
情熱そのものは、
一瞬で燃え上がることもあります。
誰かの言葉に触れたとき。
本の一節にドキリとしたとき。
誰かの働き方を見て、「こんなふうにやってみたい」と感じたとき。
「やってみたい」「いつかああなりたい」という火は、
案外、簡単につくことがある。
けれど、
その火を現実の行動にまでつないでいくのは、
決して簡単ではありません。
仕事もある。
疲れもある。
現実的な事情も、ちゃんとそこにある。
それでもなお、
「それでも、少しは動いてみたい」という気持ちが残る夜は、
たしかに存在します。
今夜、もしあなたの中に、
そんな小さな火がまだ揺れているのだとしたら。
「全部変える」必要はありません。
「すぐに結果を出す」必要もありません。
ただ、
その火を今日の一歩分だけ、現実へ運んでみることを、
自分に許してあげてもいいのかもしれません。
情熱というと、
大きな決断や劇的な変化をイメージしがちですが、
実際のところ、人生を少しずつ変えていくのは、
こういう「小さな出発」の積み重ねなのだと思います。
誰にも気づかれないくらいの一歩。
明日になったら忘れてしまいそうな、ささやかな動き。
でも、その一歩を踏み出した夜と、
何もせずに終わった夜とでは、
心の中に残る感触が、少し違います。
「今日は、ちょっとだけ動けたな」という手応えは、
思っている以上に、自分をあたためてくれるものです。
もちろん、
勢いだけで走り出してしまうと、
どこかで苦しくなってしまうこともあります。
だからこそ今夜は、
「全部を変えるための暴走」ではなく、
不安を抱えたままでも踏み出せる、
「今日の自分にできるサイズの行動」を選んでみてほしいのです。
それは、
情熱を現実に降ろしていくための、
とても静かで、でも力のあるやり方です。
誰かに大きく宣言しなくていい。
SNSに書かなくてもいい。
自分の中でだけ、
そっと静かに立ち上がるようなつもりで、
今いる場所から一歩だけ踏み出してみる。
その小さな出発もまた、
情熱と行動が結びついた夜のひとつです。
導仁より。
ここまで読んでくださって、ありがとうございます。
もし今、誰かに話してみたいと思うことがあれば、小さな相談場所を用意しています。
整理できていなくても、言葉にならなくても、大丈夫です。