訪問看護と訪問介護、どう違う?自宅での医療ケアと生活支援を上手に使い分ける方法を、現役看護師が分かりやすく解説します✨
介護はある日突然やってきます。でも、知識があるかないかで、その後の安心感は大きく違ってくるかも。。
家族の介護が気になったら、まず読みたいガイドです。
はじめに 〜こんなお悩みありませんか?〜
「お母さん、お風呂も怖がってるし、そろそろ誰かに頼らないと…
でも、ヘルパーさん?看護師さん?違いがよく分からない…」
「お父さん、最近薬を飲み忘れることが増えてきた…。でも誰に頼めばいいの?」
「退院後、家に戻ったけど、まだ歩くのが危なっかしい…。誰か来てもらえるのかな?」
「実家の母は糖尿病でインスリンの自己注射もう何年もやってる。最近数字がよく見えていな気がするけど。。ちゃんとできているのかな?」
─「訪問看護」と「訪問介護(ヘルパー)」、名前は似ているけれど、何が違うの?と思ったことはありませんか。
実はこの2つ、役割もできることも大きく違います。
「訪問介護は聞いたことがあるけど、看護師さんが家に来てくれるなんて知らなかった」
「訪問看護って、どうやって頼めばいいの?」
そんな声を、現場でたくさん耳にしてきました。
この記事では、訪問看護と訪問介護の違いをわかりやすく解説します。
家族の介護が気になり始めたあなたに、ぜひ読んでほしいガイドです。
訪問看護とは?どんな人が来て、何をするの?
🩺 訪問看護とは
看護師が自宅を訪問し、医療的なケアや健康管理を行います
医師の指示書に基づき、医療保険や介護保険で利用できます
例:点滴、傷の処置、服薬管理、認知症の見守り、精神的ケア、終末期の支援など
🧠 訪問看護には「リハビリ専門職」も関わっています
理学療法士(PT):歩行訓練、転倒予防
作業療法士(OT):生活動作(トイレ・食事)の支援
言語聴覚士(ST):言葉や飲み込みのリハビリ
🔍 訪問看護は、医療的ケア+リハビリ支援で「自宅で暮らし続けたい」を支えるサービスです。
訪問介護(ヘルパー)とは?
🧹 訪問介護とは
介護福祉士やホームヘルパーが訪問し、日常生活の支援をします
ケアマネジャーが作成したケアプランに基づき、介護保険で提供されます
例:掃除、食事の準備、排泄・入浴介助、買い物代行
💡 医療行為はできませんが、生活を支える大切な役割を担っています。
訪問看護と訪問介護の違いまとめ
🔑 ポイント:
医療的なことは「訪問看護」、生活の支えは「訪問介護」。
どちらかだけではなく、状況に応じて併用するのが一般的です。
こんなとき、どっちを使う?実際の例でチェック!
✅ 退院後、自宅で点滴や傷のケアが必要
→ 訪問看護を利用。主治医の指示書で開始できます。
✅ 調理や掃除が難しい
→ 訪問介護(ヘルパー)の支援が適切。介護認定とケアマネジャーのプラン作成が必要です。
✅ インスリン自己注射やストーマ交換を習ったけれど、家族ではまだ不安
→ 訪問看護でサポート可能。少しずつ慣れるまで見守りながら支援してもらえます。
✅ 転倒リスクが心配、動作が不安定
→ 訪問看護+理学療法士(PT)の訪問リハビリで運動訓練。
✅ 言葉が出にくい、食べづらい
→ 訪問看護+言語聴覚士(ST)による言語・嚥下リハビリが効果的です。
よくある誤解とその答え
❌ ヘルパーさんが薬の管理をしてくれるの?
→ いいえ。薬の管理や指導は看護師の仕事です。
❌ 訪問看護って、重病の人だけが使うもの?
→ いえいえ!「ちょっと不安」「少しサポートしてほしい」でも十分対象になります。
❌ どちらか一方しか使えないの?
→ 両方を併用して、必要な部分だけカバーするのが普通です。
おわりに 〜迷ったときこそ、相談を〜
訪問看護と訪問介護。
どちらも「自宅で自分らしく暮らす」ために欠かせない支えです。
「誰に相談したらいいか分からない…」
そんなときは、
主治医、ケアマネジャー、地域包括支援センター、または病院の地域連携室にまず相談してみてください。
小さな不安を抱えたままにせず、早めに声をあげることが、安心につながります。