本の企画書に最低限必要なのは、私はこの7項目だと思っています。
1. 仮タイトル
2. ターゲット
3. 価格案・判型
4. 企画意図・趣旨
5. 章立て/目次案
6. 類書
7. 著者プロフィール・実績
こうして並べると、単なる「本の設計図」に見えるかもしれません。
でも、実際に企画書を作ろうとすると、話はそんなに簡単ではありません。
たとえば、まず「仮タイトル」を考える。
すると自然に、
「私は、何について本を書きたいんだろう?」
という問いが出てきます。
さらに「ターゲット」を考えると、
「私は、誰にこれを届けたいんだろう?」
となる。
「企画意図・趣旨」を書こうとすると、
「なぜ今、この本なのか」
「なぜ、このテーマなのか」
を考えることになります。
そして、ここからが面白いところです。
なぜ私は、この一冊を選んだのか。
そこを紐解いていくと、
「本当にこの一冊でいいのか?」
という問いが出てくることがあります。
書きたいテーマが一つだと思っていたのに、実はその背景には、これまでの仕事、経験、失敗、転機、ずっと考えてきたことがいくつも重なっていた。
そうすると、
「私は何をしてきたのか」
「何を知っているのか」
「何なら人に伝えられるのか」
「誰の役に立てるのか」
という、自分自身の棚卸しが始まります。
さらに「類書」を調べると、
「同じテーマの本はすでにある。その中で、自分にしか書けないことは何だろう?」
と考えることになる。
「著者プロフィール・実績」を書こうとすれば、
「自分の経験の中で、何がこの本を書く根拠になるのか」
を整理することになります。
だから私は、企画書は単に出版社に提出するための書類ではないと思っています。
一冊の本を作るために、自分の経験・強み・専門性・伝えたいことを整理する作業。
それが企画書です。
そして、ときには企画書を作ることで、
「この一冊ではなく、別のテーマの方が自分らしいかもしれない」
「実は、書きたい本が二冊ある」
「今まで自分では気づいていなかった強みがある」
そんなことが見えてくることもあります。
本を出すと決めていなくても、
「いつか本を書いてみたい」
「自分の経験を何か形にしたい」
と思っているなら、一度企画書を作ってみるのはおすすめです。
本の企画を考えることは、
自分の人生を一冊の本という形で見直してみることでもあります。
「自分のテーマは本になるのか、まず整理してみたい」という方は出版相談へ。
すでにテーマがあり、企画として形にしたい方は本の企画診断をご利用ください。