研修は、自信をつける場所~ハラスメント防止研修で私が大切にしている事~

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コラム
「それ、ハラスメントじゃないの?」
「いやいや、これぐらい普通でしょ?」
職場でこんな会話を耳にしたことはありませんか。
研修に登壇するとき、私が一番大切にしていることがあります。それは――受講者を“迷子”にさせないことです。

■ハラスメント防止研修は「怖さ」と向き合う場でもある
そもそも、ハラスメントとは何か?
どんな行為が該当し、どんな影響を及ぼすのか?
個人にとっては、心身のダメージや仕事への意欲の低下。
職場にとっては、人間関係の悪化や離職、組織への信頼の低下など――
こうした情報を学ぶほどに、ある種の“恐れ”が受講者に生まれてきます。

「部下にどう声をかけたらいいのかわからない」
「同僚との何気ない会話すら慎重になる」
「注意や指導ができなくなるかも…」

最初のフェーズとして、この「不安」をつくるのも大切だと思っています。なぜなら、「自分事」として問題意識を持ってもらうからこそ、具体的な解決方法に興味を持っていただけるからです。

■「じゃあどうすればいいのか?」に応える研修
だからこそ、研修では「ただの注意喚起」に終わらせてはいけません。
なぜ、ハラスメントが起きてしまうのか
どんな仕組みや思考のクセが関係しているのか
どのような言葉に“言いかえる”ことで予防できるのか
こうした背景や具体策を一つずつ紐解き、「じゃあどうすればいいんだよ!」という心の叫びに、丁寧に応えていくことが大切です。

■自信を育てる「小さな一歩」を、研修の中で
でも、いざ「言葉を変えてみよう」「対応を見直してみよう」と思っても、実行には不安がつきものです。
「今日から急に言葉を変えたら、どう思われるだろう…」
「なんか照れくさいな…」
そんな気持ちも、すごく自然です。
だからこそ研修では、その“最初の一歩”を一緒に踏み出す時間を大切にします。
実際に使いがちな言葉を“言い換えてみる”ワーク
ロールプレイを通じた“伝え方”の練習
自分の口で発してみる「体験」
そう、小さな一歩でいいんです。
「なんだ、できるじゃん」と思ってもらえることが、自信への第一歩です。

■最後は「行動宣言」で現場へつなぐ
研修の終盤では、振り返りと行動宣言の時間を設けます。
「今日の学びを活かして、明日から〇〇をやってみます」
そう言葉にすることで、研修が“ただの知識”ではなく、“現場の行動”につながる。
このように、私は研修を以下の流れで設計しています。

1.現状把握
2.影響の理解
3.原因の分析
4.対処方法の習得
5.実践(ワーク・ロールプレイ)
6.行動宣言

■研修は、自信を育てる場所
私は、研修とは“ダメ出し”をする場ではなく、「できるかも」と思える自分に出会う場所だと思っています。

受講者が、迷わず、堂々と職場に戻っていけるように。
そして、小さな一歩から、大きな信頼の輪が広がっていくように。
そんな想いを込めて、皆さんと一緒に学びの場を創っています。

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