一瞬で共通点を探す
先日、ある会社の社長と初めて名刺交換をしたときのこと。
名刺を手に取ったその社長は、開口一番こう言いました。
「あ、色が似ていますね。」
お互いの名刺に使われているコーポレートカラー、グリーンが確かに似ていたんです。
その瞬間、場の空気がすっと和みました。
けれど私はというと…
その言葉にうまく反応できず、ただ笑って頷くだけ。
「あ、確かに」と頭では思っていたけれど、口に出せなかった。
後からじわじわ反省しました。
こういう“共通点を一瞬で見つけて口に出せる人”って、やっぱり強いなと。
「共通点を見つけて口に出す」は、想像以上のパワーを持っている
これは単なるアイスブレイクではありません。
共通点を口に出すことで、次のような変化が起こります。
相手は「この人、自分と似てる」と感じて安心する
会話が弾みやすくなる(心理的ハードルが下がる)
Yesセットが生まれ、前向きな空気になる
「気づき力」や「観察力」が伝わり、信頼感が増す
まさに、一言で信頼の土台が作られるんです。
わかっていても、できなかった自分
実は、こういう話、頭ではよく知っているつもりでした。
ビジネス書でも心理学でも、「共通点が親近感を生む」と散々書かれている。
でも、その場で、瞬時に、自然に口に出すというのは、また別の話。
知っているだけじゃダメなんですね。
“できるかどうか”が、行動の差であり、結果の差になっていく。
1年後、見える景色はきっと違う
思わず口に出した共通点。
その一言から始まる人間関係は、きっと穏やかで、前向きで、建設的。
私のように「できなかった」と反省する瞬間があったなら、
それを「次に活かすチャンス」として捉えてみましょう。
次に誰かと会うとき、名刺を受け取るとき、何か共通点を探してみる。
そして、見つけたら迷わず口に出してみる。
それだけで、関係のスタート地点がぐっと近づくかもしれません。
おわりに
「色が似ていますね。」
この一言が、今もずっと残っています。
いつか誰かの名刺を見て、私もさらっと口に出してみたい。
「共通点を見つけて、言葉にする」
そんな何気ないことから、信頼とご縁が生まれていく気がしています。