命を守る現場で──“叩き上げ職人”が作る、ほっこり安全ポスターと“伝えたい想い”

記事
コラム

―叩き上げ職人が、粘土アートで描く安全のかたち―

「今日も、無事に帰ることが一番大事」

朝、現場に向かう時、必ず心の中で思います。

 「どうか今日もみんなが、家に帰れますように。」

 この“当たり前”がどれほど大事で、どれほど奇跡か――

こんにちは。
第一種安全衛生管理者のひろしぶです。
 私は20年以上、橋の組立職人として、そして管理側として現場に立ち続けてきてました。
そして、何度も痛感してきました。


安全の話が煙たがられる現場で

現場で「安全の話」をすると、「またか」「うるさいな」と思われがちです。
 正直、私も最初はそう思っていました。

 でも、なぜ何度も何度も繰り返し伝えるのか――


 その理由は、目の前で“命が奪われかける瞬間”を何度も見てきたからです。


本当に起きた事故のリアル

現場では、一瞬の不注意で事故が起こります。

 脚立やはしごから落ちて骨を折った人、
 熱した鉄に触れてしまい手袋ごと皮膚が焼けた人、
 そして――機械に巻き込まれ指や足を失った仲間もいました。

目の前で指を失う瞬間、床に流れる血。
 本人も、まわりの仲間も、全員が「なぜ」「まさか」と呆然とするだけ。

 「自分は大丈夫」と思っているうちは、本当の危険を想像できないんです。

あの時「もっと強く注意していれば」「もう少しだけ声をかけていれば」
 どれだけ自分を責めても、過去は変わりません。

でも、この経験だけは絶対に無駄にしたくない――
「もう、誰にも、あんな思いをしてほしくない」

 それが私の原点です。

なので私は、毎朝の朝礼で「今日も無事に帰ろう!ご安全に!!」と声をかけます。

 朝礼後に、現場を歩きながら、ちょっとした休憩中にも声をかけます。

「はいはい」「わかってるよ」と煙たがられても、
 それでもやめるつもりはありません。

一度でも命が危なかった現場を知ると、
 「声かけで救える命がある」と信じているからです。

実際、いつもの朝礼で「刃物の扱い気をつけて」と伝えた直後、
 「ちょっと待って」と確認してくれた仲間が、危ない場面を未然に防いだこともありました。

ほんの一言、ほんの一瞬の注意が、
       “誰かの人生”を守ることにつながる。

 これを何度も実感してきました。
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安全ポスターは“ただの景色”になりがちなんです!


建設業界の現場や社内には、安全ポスターがたくさん貼られています。
 だけど、正直どれも「貼るだけ」で、景色に同化してしまいがち。

 「どうせ見ない」「なんとなく貼ってあるだけ」――

 これが、リアルな現実です。
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ねんどアート誕生――伝わる安全への挑戦

もともと、粘土アートは完全に趣味からのスタートでした。
でも、ありがたいことにココナラを通じて13名のお客様にご依頼いただき、
少しずつ「ひろしぶのねんどアート」を知ってくださる方が増えてきました。

「かわいいだけじゃ終わらせない」――
そんな気持ちで、ねんどアートの新しい可能性について日々考えていました。

ある日、ふと気づいたんです。
「もし、こんな“ゆるキャラ”が現場にいたら、みんな思わず見ちゃうんじゃないか?」と。

思い立ったが吉日。
初めて“熱中症予防”のねんどアートポスターを作って、自社の安全担当の方に見せてみると――
「おぉ!これ、ええやん!社内で貼ってみよか!!」と即決。

写真は残っていないのですが、現場にポスターを貼ったら
職人さんたちが「なんだこれ?」と笑いながら集まってくれたそうです。

それだけじゃなく、「お、今日は水分ちゃんとってるか?」と
自分から声をかけあう人まで増えたとか。
中には「これ、学校や病院にもええんちゃう?」とアドバイスをくれる職人さんまで現れる始末。
まさかの全国展開フラグ(?)です。

気づけば、ポスターは“ただの景色”じゃなく、
“会話のきっかけ”や“ほっとする癒し”になっていました。

このエピソードを聞いた瞬間、
「あ、これや!」と、心の中でガッツポーズしたのは言うまでもありません。


安全教育の工夫――みんなで学ぶ現場に

安全教育は、押し付けるだけじゃ伝わりません。
 だから、現場ごとに色んな工夫をしてきました。

朝礼+体験談
「昨日はこんなヒヤリとしたことがあった」と自分の体験談や、仲間の失敗談も共有。
 リアルな話にはみんな反応して、「俺も昔やった」「それやばいよな」と意見が出てくる。

安全クイズの導入
50問の自作クイズを配り、みんなで答え合わせ。
 「ここ、なんで間違えた?」と自然に議論が起きて、
 普段気づかなかった危険も洗い出せる。

みんなで作る」雰囲気作り
一人だけが「安全!」と叫んでも伝わらない。
 みんなで声をかけ合い、お互いに気遣うことで、
 現場に「守り合う空気」ができる。


管理側の苦悩と本音――でも、あきらめない

管理側になると、現場から距離を感じることもあります。
 「現場のこと、わかってないくせに」と反発されることもありました。
でも、私は“元職人”だから、
 現場で働くみんなの苦労やプライドもわかるつもりです。
「危ない」「気をつけて」としつこく言うのは、
 ただ“仕事だから”じゃない。

「現場の仲間、みんなに怪我なく家に帰ってほしい」――

 ほんとにそれだけなんです。
ときには自分でも「うるさい」と思うけど、
 声をかけ続けることでしか守れない命がある。
 その思いだけで、今日も現場に立っています。


ねんどアートに込めた本気の願い

「現場で本当に大切なことを伝えたい」
 それが、私が粘土アートを始めた理由です。
ねんどキャラは、
「今日は気をつけてね」「ちょっと水分とろう」
 そんな言葉を、やさしく、ちょっと癒しも添えて伝えてくれます。
見た人が「ふっ」と力を抜いてくれる瞬間。
 「これ、子供に見せたい」と言ってくれる人がいたとき、
 「本当にやって良かった」と心から思いました。
“安全”は本当は“やさしさ”です。
 みんなで守る、みんなを守る。
 それを「可愛いキャラ」が後押ししてくれるなら、
 こんなに嬉しいことはありません。
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サービス案内――現場に合わせた安全ポスターを作ります

このねんどアートの安全ポスター、
 今では、ココナラコンテンツマーケットでワンコイン(500円)で販売しています。

【熱中症を防ごう】
【初期症状のサイン】
【素早い行動のサイン】
【いざという時のAED】

いま新しいサービスとして
「現場に合わせた内容のオーダー」
「子供向けや学校向けバージョン」
「高所作業や熱中症、刃物など、テーマ別にアレンジ」
を検討しております。

気になる方は、オリジナルポスターのご相談やリクエストも大歓迎です!


正直、イラストやデザインは手間も愛情もかかるものですが、
 「一人でも多くの人の命が守られるなら」
 それだけで十分です。
「こういう場面で使いたい」「ここに貼りたい」など、
 どんな小さなご相談でもお待ちしています。

私の本音と、読者のみなさんへのメッセージ

ここまで読んでくださって、本当にありがとうございます。

現場で働く人、
家族の帰りを待つ人、
みんなが無事に笑顔で過ごせる日々が、
何よりも大切だと思っています。

指や足を失った人の悲しみ、
 仲間が怪我で現場を離れる苦しさ、
 何度も経験してきたからこそ、

「絶対にもう誰にも、あんな思いをしてほしくない」

 この願いだけは譲れません。
安全の話は“うるさい”かもしれない。
 でも、誰かの命を守るためなら、何度でも伝えたい。
 そして、現場の安全は「みんなで守るもの」

 ――その輪が少しでも広がれば、それが一番の幸せです。

「安全」は思いやりの言葉。

「無事に帰る」は、家族や仲間への最高のプレゼントです。

今日も、明日も、笑顔で家に帰ろう――それだけで、すべては報われます。

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