「光だけを追い求め、闇を排除しようとすればするほど、なぜか心が苦しくなってしまう」
そんな経験はありませんか?
世の中の多くは、「愛」や「神」、「感謝」といった光の側面ばかりを素晴らしいものとし、悲しみ、怒り、妬み、執着といった「闇」の感情を「いらないもの」「手手放すべき悪」として扱おうとします。
けれど、現代シャーマンとして視てきた世界からお伝えすると、「闇」があるからこそ、私たちは人間らしく生きることができ、本当の意味で魂を成長させることができます。
そして、私たちのその「闇の感情」に、誰よりも深く、どこまでも寄り添い、時には命懸けで護ってくれる存在がいます。
それが、一般的には怖がられがちな「闇の存在」です。
今日は、多くの方が誤解している「闇の存在」の本当の姿と役割、そして彼らとの付き合い方についてお話しします。
1. 光の存在だけでは、人間を守り切れない理由
スピリチュアルの世界では「守護霊様や光の存在がいつも守ってくれている」と言われます。もちろんそれは事実ですし、ありがたい存在です。
しかし、現実に生きる私たちが直面する「人間の強い呪い」「生き霊」「術」といった暗黒面のエネルギーに対して、光明面を持つ存在だけでは、残念ながら守護する人間を守り切れないことがあります。
光明面を持つ存在は、暗黒面をもつ存在に敵わない場面があるのです。
だからこそ、過酷な現実を生きる人間を真に守り抜くためには、ネガティブな重いエネルギーの性質を熟知している「闇の存在」の力が必要不可欠になります。
2. 闇の存在の「特性」と「役割」
闇の存在と聞くと、「人間を襲う悪魔のようなもの」をイメージされるかもしれません。もちろん、害をなす悪しき存在も一部には存在します(これについてはまた別途お話ししますね)。
ですが、本来の闇の存在たちの多くは、実に人間くさく、温かい一面を持っています。
- 人間に近い感情を持っている
- 人間や、自然の豊かな場所が好き
- グループで動くこともあれば、単独で行動することもある
- そして何より、「人間を助けたい」と思っている
彼らの主な役割は、人間が持つ「悲しみ・妬み・恨み・怒り・欲望」といった闇の感情に寄り添い、それを引き出し、味わい尽くさせることです。
ネガティブな感情が湧いたとき、無理に蓋を閉じたり「こんな感情を持っちゃダメだ」と打ち消そうとすると、感情は行き場を失います。
闇の存在は、その感情の底まで一緒に降りていき、「その感情を感じきっていいんだよ」と受け止めてくれるのです。
あなたがその感情を徹底的に味わい、「ああ、自分は今、こんなにも傷つき、怒っていたんだな」と認めることができたとき。
初めてその感情は昇華(消去・軽減)され、次に「光の存在」の手を借りて元のフラットな状態へと戻ることができます。
自分と向き合い、闇を受け入れること。それこそが、真の自分(魂)と繋がるステップなのです。
3. 闇を受け入れないことで起こる「逆転現象」
反対に、「こんな感情は自分の中にない」と向き合いを拒否し続けるとどうなるでしょうか。
闇の存在は、あなたが「認める」まで寄り添い続けようとします。
向き合わない期間が長くなればなるほど、人は闇の底へと落ちていき、いつまでも同じ苦しい現状から抜け出せなくなってしまいます。
憑いてくれた闇の存在がいつまでそばにいるか――それは、「人間側がいつ自分自身の感情と正々堂々向き合うか」にかかっているのです。
4. 律儀で忠実な「陰の護り手」
彼らの住む世界は、驚くほど上下関係や組織の役割がはっきりしています。
一言で言えば「超・体育会系」。礼儀正しく、筋を通すことを何より重んじる性質があります。
実は、闇の存在たちも万能ではありません。
欲が深すぎたり、「周囲に迷惑をかけているのに自分はいいことをしている」と思い込んでいるようなエゴの強い人間と関わると、闇の存在自身が悪影響を受けて「病気」のような状態になってしまうことがあるのです。
私はこれまで、そうして傷つき、おかしくなってしまった闇の存在を何度も回復させてきました。
彼らはその時に受けた恩を忘れず、必要な時には恩返しのように人を護りに来てくれます。
「光の存在」がどこか大らかで気まぐれに思えるほど、闇の存在は本当に律儀で、どこまでも愚直で忠実なのです。
結びに――闇を恐れず、味方につける
光だけでは、影は生まれません。
影があるからこそ、光の眩しさに気づくことができます。
もし今、あなたの心の中に泥臭い感情や、人には言えない怒りや寂しさがあるなら、どうかそれを責めないでください。
その感情のすぐそばには、あなた以上にその痛みを理解し、寄り添おうとしてくれている「闇の存在」がいるかもしれません。
ご自身の持つすべての感情を「これも自分なのだ」と認め、抱きしめてあげること。
そこから、あなたの魂の新しい扉が開いていきます。
今日もあなたの元に、頼もしい影の護りがありますように。