「得意なことがない」は仕事選びの弱点じゃない|見るべきは“苦にならない作業”

「得意なことがない」は仕事選びの弱点じゃない|見るべきは“苦にならない作業”

記事
コラム
「自分には得意なことがないから、向いている仕事が分からない」

仕事選びの相談で、かなり多い悩みです。
ただ、ここで最初から「得意なこと」を探そうとすると、かえって答えが見つからなくなることがあります。
なぜなら、
多くの人が「得意=人より優れていること」と考えてしまうからです。

でも実際の仕事では、突出した才能よりも、
繰り返しても苦になりにくい作業
人より少ない負担で続けられる作業
の方が、長期的な適性を見つけるヒントになります。

たとえば、
・情報を整理する
・細かいミスを見つける
・人に分かりやすく説明する
・調べものを続ける
・予定を組む
・相手の話を聞いて要点をまとめる
・同じ作業を正確に繰り返す

こうしたことは、本人にとって当たり前すぎて「得意」と認識されていないことがあります。
ですが、他の人にとっては負担が大きい作業かもしれません。

「上手かどうか」より「負担が少ないか」を見る

仕事の向き不向きを考えるとき、見るべきポイントは能力だけではありません。
重要なのは、
その作業を続けたときに、どのくらい消耗するか
です。
たとえば、コミュニケーション能力が高くても、人と話し続けることで強く疲れる人はいます。
反対に、特別に話し上手ではなくても、人とのやり取りを負担に感じにくい人もいます。
同じように、
文章を書くのが得意でも締切が続くと苦しくなる人もいれば、
数字に特別強い自覚はなくても、細かいチェック作業を長時間続けられる人もいます。

仕事は一度できれば終わりではありません。
毎日、毎週、繰り返します。

だからこそ、
「できるか」だけでなく「続けられるか」
まで見る必要があります。

過去の経験から探すと見つかりやすい

「苦にならない作業」は、ゼロから考えるより、過去の経験を振り返った方が見つけやすくなります。
たとえば、
仕事でなぜか自分に頼まれることが多かった作業。
他の人が嫌がるのに、自分はそこまで嫌ではなかった作業。
気づいたら時間をかけていた作業。
教えられなくても自然に改善していた作業。
こうしたところに、自分の適性が隠れていることがあります。
逆に、
「できるけれど毎回かなり疲れる」
という作業も重要な情報です。
能力があることと、長く続けやすいことは同じではありません。

職業名ではなく「作業」に分解する

「自分に向いている仕事は何だろう?」
と考えると、営業、事務、デザイン、接客など、職業名から探しがちです。
ですがその前に、
自分が苦になりにくい作業は何か
を整理すると、候補の見え方が変わります。
同じ「事務」でも、
データ入力中心なのか、
人との調整が多いのか、
資料作成が多いのか、
数字管理が中心なのか。
中身は大きく違います。
だからこそ、適職を探すときは、
「何になりたいか」だけではなく、
「どんな作業なら無理なく続けられるか」
まで見ることが重要です。
得意なことがすぐに思いつかなくても、それだけで仕事選びが不利になるわけではありません。

むしろ、
自分では普通だと思っていることの中に、仕事選びのヒントがあることもあります。

自分だけでは「これは強みなのか」「仕事につながるのか」と判断しづらい場合は、第三者視点で整理すると見つけやすくなります。

Noa Studioでは、これまでの経験・得意・苦手・苦になりにくい作業・希望する働き方などを整理しながら、適職・転職・副業を含めた具体的な仕事の選択肢と、次に考えることを整理しています。
「得意なことが分からない」という状態からでも大丈夫です。

まずは、自分の中にある判断材料を一つずつ整理していきます。
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