三股していた頃の僕は、何も考えていなかった

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三股していた時期があります

ただ、正確に言うと少し違います。

二人の女性とは付き合っている感じで、もう一人はセフレでした。

同じ時期に三人の女性と関係があったということです。

今こうやって書くと、

「よくそんなことしてたな」

と思います。

でも当時は、本当にあまり何も考えていませんでした。

罪悪感も、ほとんどなかった。

他にも女性がいることを、必死に隠していたわけでもありません。

部屋のクローゼットには、別の女性の洋服が置いてありました。

開ければわかります。

それでも何も言われませんでした。

たぶん、薄々気づいていたんじゃないかな。

でも、本当のところはわかりません。

聞かれたわけでもないし、僕から説明したわけでもない。

僕自身が、隠すことに無頓着だったんです。

そのうちの一人とは、本当に相性がよかった。

一緒にいると、すごく居心地がよかったんです。

僕が、

「これ欲しい」

と言うと、買ってくれることもありました。

僕のほうから頼んでいたんです。

それが嫌だったわけじゃありません。

むしろ、楽だった。

でも、そのうち、

「このまま一緒にいたら、俺、ダメ男になるな」

と思うようになりました。

一度は、

「結婚しようか」

と言ったこともあります。

でも、その女性からある話を聞いたとき、前の結婚でつらかった時期のことが頭に浮かびました。

セックスも、なんだかうまくいかなかった。

結局、僕は別れることにしました。

ただ、

「別れよう」

とは、きちんと言いませんでした。

うやむやにしました。

その女性からは、毎日のように電話がかかってきました。

電話が鳴る。

「あ、またかかってきたな」

と思う。

でも、

「出なくてもいいや」

と思って出ない。

そんなことを繰り返していました。

そのうち、電話がかかってこなくなりました。

最後には、電話番号も変わっていました。

今振り返ると、ひどいことしてたなと思います。

でも、そのときの僕は、

「あ、またかかってきたな」

「出なくてもいいや」

本当に、そのくらいだったんです。

相手が何を思っているのか。

この関係をどう終わらせるのか。

そんなことまで考えていませんでした。

その一方で、

「このまま一緒にいたら、俺、ダメ男になるな」

なんてことは考えていた。

なんだか勝手ですよね。

よくそんなことできたなと思います。

でも、できていたんですよね。
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