ほんとうは、離婚したくないのかもしれない

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最近、昔のことをよく思い出します。

「あのとき、こうしておけばよかったな」

「あんなこと、言わなければよかったな」

そんなことです。

妻と喧嘩をして、腹が立つと、

「出てけよ」

と言ってしまったこともありました。

「出ていく」

と言ったこともあります。

本当に出ていってほしかったわけではありません。

腹が立って、言ってしまった。

ほとんど、そうでした。

妻からは、

「言葉のDVだ」

と言われました。

今になって、

なんであんなこと言ったんだろうな、

と思います。

ずっと、自分の本心を妻に話すのも苦手でした。

肝心なことを言わないくせに、

喧嘩になると、言わなくていいことを言う。

ダメだね。

腹が立つと、感情を抑えられなかった。

ここまで夫婦の関係が悪くなって、

初めて気づいたこともあります。

僕は、

ほんとうは妻と離婚したくないのかもしれない。

一人になるのは寂しいです。

子どもたちと一緒に暮らせなくなるのも辛い。

今は毎日、子どもたちの顔を見ることができます。

同じ家に帰って、

同じ家で眠る。

妻もいる。

妻とはほとんど話せないけれど、

同じ家で暮らしています。

今、まだこうして家族で暮らせていることは、

ある意味、

奇跡の時間なのかもしれません。

あと、どれくらい一緒にいられるんだろう。

最近、そんなことを考えます。

妻は体調に不安を抱えながら、仕事を頑張っています。

体のことも心配です。

心のことも心配です。

本当は、もっと妻と話したい。

今日あったこととか。

テレビを見ながら、くだらない話をしたりとか。

一緒にご飯を食べたり。

笑ったり。

そんな普通のことがしたいです。

笑顔が絶えない家庭がいい。

そして僕は、

できるなら老後も妻と一緒に過ごしたい。

子どもたちが大きくなって、

いつか家を出ていったあとも、

妻と二人でご飯を食べたり、

どこかへ出かけたり、

くだらない話をしたり。

そんなふうに年を取っていけたらいいなと思います。

今さらなんだけどね。

僕が傷つけてきた妻との関係を、

少しでも修復することはできないのかな。

そんなことも考えます。

でも、

「じゃあ妻とちゃんと話せばいいじゃないか」

と言われても、

そんなに簡単ではありません。

妻と話していると、

妻が苦しそうになってしまうことがあります。

過呼吸のようになったこともありました。

それが僕との会話のせいなのか、

本当のところはわかりません。

だから、

話したいけれど、

話すことが怖い。

僕の気持ちを伝えることで、

また妻を苦しませてしまうんじゃないか。

そんなことも考えます。

それでも、

どこかのタイミングで、

一度、妻と話をしたいです。

過去のことを全部話したいということではありません。

今の僕がどう思っているのか。

それを話したい。

僕がそう思っているからといって、

妻も同じ気持ちだとは限りません。

妻には妻の気持ちがあります。

もしかしたら、

もう遅いのかもしれません。

それは、僕にはわかりません。

もし離婚することになっても、

たぶん僕は妻を嫌いにはなれないと思います。

元気かな。

ちゃんと暮らしているかな。

きっと気になる。

子どもたちにも、

「お母さん、どうしてる?」

って聞いてしまうんじゃないかな。

ずっと一緒にいた人だから。

家族だから。

そして、いつか妻に言えたらと思っています。

もっと話したい。

もっと一緒に笑いたい。

できるなら、

老後も一緒にいたい。

ほんとうは、

離婚したくない。

今は、そう思っています。
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