「私って、何が得意なんだろう」
「自分には、人より優れているものがあるのかな」
占いのご相談をお受けしていると、こうしたお話を伺うことがあります。
特に、転職を何度か経験してきた方ほど、
「いろいろな仕事を経験してきたけれど、結局、自分には何が向いているのかわからない」
そんな気持ちを抱えていることがあります。
違う業界に転職してみた。
新しい仕事も覚えた。
そのたびに、一生懸命やってきた。
それなのに、
「一番になれない」
「優秀だと言ってもらえない」
「自分より周りの人の方が仕事ができる」
そんなふうに感じてしまう。
そして、いつの間にか、
「自分には才能がないのではないか」
と思うようになってしまうのです。
■「みんな何か持っているのに、私だけ何もない気がする」
仕事をしていると、どうしても人と比べてしまいます。
仕事が速い人。
人付き合いが上手な人。
営業成績がいい人。
専門知識を持っている人。
資格を持っている人。
何か1つ、わかりやすく秀でたものを持っている人を見ると、
「この人には才能がある」
と思いますよね。
そして自分には、そういうものが見つからない。
すると、
「みんな何か持っているのに、私だけ何もない気がする」
と思ってしまいます。
毎日のように周りと自分を比べ、
「また自分の方ができなかった」
「やっぱり私には能力がない」
そんなことを繰り返していると、少しずつ自信も失われていきます。
ひどくなると、
「何をやってもどうせダメなのではないか」
と、新しいことに挑戦する気力までなくなってしまいます。
楽しいと感じられるものもわからない。
好きなこともわからない。
得意なこともわからない。
だからこそ、
「自分の才能を知りたい」
と思うのかもしれません。
■才能は「一番になれること」だけではありません
ここで、ひとつ大切なことがあります。
才能というと、
「誰よりも上手にできること」
を想像する方が多いのですが、必ずしもそうではありません。
たとえば、
人の話を聞いていると、自然と相手が本音を話してくれる。
複雑なことを整理して説明するのが得意。
人が困っていることに、すぐ気づく。
細かなミスを見つける。
初めての環境でも、それなりに順応できる。
誰かと誰かの間に入って調整するのが上手。
こうしたものも、立派な才能です。
でも本人にとっては、
「普通にやっているだけ」
だったりします。
才能というのは、自分にとって自然にできてしまうことほど、自分では気づきにくいものなのです。
「こんなの誰でもできるでしょう」
と思っていたことが、実は他の人にとっては難しい。
そんなことも珍しくありません。
■転職が多いからといって「何も身についていない」わけではない
何度も転職をしている方の中には、
「私は何ひとつ続かなかった」
と考えている方もいます。
でも、見方を変えると少し違います。
いくつもの会社を経験した。
違う業界を経験した。
さまざまな人と働いた。
そのたびに新しい仕事を覚え、新しい環境に適応してきた。
これは、
「ひとつのことを極められなかった」
という見方もできますが、
「いろいろな環境に対応してきた」
とも言えるのです。
人生の中で経験してきたことは、点のように見えることがあります。
事務をやった。
接客をやった。
営業をやった。
人の相談に乗った。
文章を書いた。
趣味で何かを何年も続けた。
一つひとつを見ると、バラバラに見えるかもしれません。
でも、その点をつないでいくと、
「私は、人の話を聞いて整理することをずっとやってきた」
「私は、どの仕事でも人をサポートする役割になっていた」
「私は、何かを調べてわかりやすく伝えることを繰り返していた」
といった共通点が見えてくることがあります。
そこに、その人の才能が隠れていることがあります。
■才能を知りたい理由は「仕事」と「お金」に繋がっている
そして「自分の才能を知りたい」という悩みは、仕事だけの問題ではありません。
その先には、
才能 → 適職 → 収入
という思いがあることも多いです。
「給料がなかなか上がらない」
「職場で評価されない」
「今の仕事をこのまま続けていていいのかわからない」
そう感じていると、
「もしかすると、自分に合っていない仕事をしているから評価されないのでは?」
と考えるようになります。
そこで、
「自分の才能を活かせる仕事なら、もっと評価されるのではないか」
「自分に合った仕事なら、もう少し収入を増やせるのではないか」
と考える。
そして、
「転職しようか」
「副業を始めようか」
という選択肢が出てきます。
ところが今度は、
「じゃあ、何をすればいいの?」
という問題が出てきます。
副業をしたい。
でも、何が自分に適しているのかわからない。
せっかく始めても、また失敗するかもしれない。
時間もお金も無駄にしたくない。
できれば失敗したくない。
だからこそ、
「自分には何が向いているのか」
「自分にはどんな才能があるのか」
を知りたくなるのだと思います。
■「好きなこと」から探さなくてもいい
よく、
「好きなことを仕事にしましょう」
と言われます。
でも、
「好きなことがわからない」
という方もいます。
これは決して珍しいことではありません。
長い間、
仕事を優先してきた。
家族を優先してきた。
周りの期待に応えようとしてきた。
そうしているうちに、
「私は何が好きだったんだろう」
とわからなくなることがあります。
そんなときは、無理に「好きなこと」を探さなくてもいいと思います。
それより、
「なぜか人から頼まれること」
「他の人より苦にならないこと」
「昔から何度も繰り返していること」
「仕事が変わっても、なぜか自分が担当すること」
を振り返ってみてください。
そこに、自分では気づいていなかった才能が隠れていることがあります。
■才能がないのではなく、使う場所が違うこともあります
もう1つ覚えておいてほしいことがあります。
今の職場で評価されていないからといって、
「能力がない」
とは限りません。
能力には、環境との相性があります。
細かく丁寧に仕事をする人が、スピードだけを求められる職場では評価されにくいことがあります。
じっくり人と関係を築くのが得意な人が、数字だけを求められる営業では苦しくなることもあります。
逆に、今まで短所だと思っていたものが、環境を変えると長所になることもあります。
つまり、
才能がないのではなく、才能を使う場所が合っていない
という可能性もあるのです。
■才能を知ることは、人生の選択肢を増やすこと
占いで才能を見るとき、私は、
「あなたはこの仕事をしなければならない」
という答えを出すことが目的ではないと思っています。
大切なのは、
「こんな能力も持っている」
「こういう環境では力を発揮しやすい」
「こういう働き方なら無理をしにくい」
という、自分自身の取扱説明書のようなものを知ること。
才能がわかれば、
転職する。
今の仕事を続けながら副業する。
趣味から小さく始める。
今までとは違う分野を勉強する。
そんなふうに、選択肢を増やすことができます。
「私には何もない」
と思っていた人ほど、
自分では当たり前だと思っていたものの中に、才能が隠れていることがあります。
自分一人では、なかなか見つけにくいものです。
だからこそ、時には占いという少し違った角度から、自分自身を眺めてみるのも面白いと思います。
「私って何が得意なんだろう」
「自分には人より優れているものがあるのかな」
そう思った時は、まだ自分自身が気づいていない可能性を探し始めるタイミングなのかもしれません。
あなたの中にある才能を見つける お手伝いをしますよ。