米連邦公開市場委員会(FOMC)は、予想通り0.25%の利下げを決定しました。しかし、発表直後の米国市場は国債利回り上昇、株式小幅安、円安といった「逆の反応」を示しました。
パウエル議長の慎重発言
パウエル議長は会見で「リスクのない道は存在しない」と発言。インフレが根強い一方で、雇用は弱含み。つまり、追加利下げを急ぐことはできないと牽制しました。市場は“もっとハト派”を期待していたため、いわゆるセルファクが出たのです。
機関投資家の発言と解説
・TDセキュリティーズ・ゴールドバーグ氏
「今回の利下げは“保険的”であり、パウエル議長は過度にハト派的になるのを避けている」
→ 市場は一気の利下げを望んでいたが、FRBは慎重に小出しにしているという見方。
・クレジットサイツ・グリフィス氏
「インフレ上昇に触れつつも労働市場重視が明確」
→ 物価よりも雇用悪化を警戒している点を指摘。
・アカデミー・セキュリティーズ・チア氏
「雇用の弱さが改めて意識されれば、FRBは想定より速い利下げに動く」
→ 今は市場が織り込み済みで動きに乏しいが、時間が経てば国債買い(利回り低下)が強まる可能性。
・Bライリー・ホーガン氏
「典型的な“うわさで買って事実で売る”反応」
→ 利下げ自体は予想通りでサプライズなし、短期的に売り優勢に。
・eToro・ケンウェル氏
「押し目買いのチャンス。リセッション回避と企業業績次第で強気派が戻る」
・GSアセット・ダンゴール氏
「10月と12月にも追加利下げの可能性」
→ 年内3回利下げのシナリオを支持。
まとめ
今回の利下げは「予想通り」でしたが、市場は“サプライズ不足”で一旦セルファクとなりました。とはいえ、機関投資家の多くは「年内にあと2回の利下げが来る」と見ています。短期的なドル高をチャンスと捉え、今後の雇用データとインフレ指標を注視することが重要です。
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