目的・印象・行動から文字だけの告知画像を作る|DAY 34

目的・印象・行動から文字だけの告知画像を作る|DAY 34

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デザイン・イラスト
写真を使わず、「はじめての読書会」の正方形告知画像を作ります。目的、対象者、印象、使用場面を決めてから、書体、ジャンプ率、ウェイト、文字組みを選びます。

制作の順番

最初に、誰へ何を伝え、何をしてほしいかを決めます。次に情報を大・中・小へ分け、一つのフォントで配置します。

必要なら見出し用と詳細用の二つに限定します。太字は見出しなど役割のある場所だけに使い、最後に行間、文字間、余白を整えます。

制作条件を先に固定する

実務では、制作を始める前に次の条件を簡単な設計メモへまとめます。

目的:読書会を知ってもらい、申込みにつなげる
対象者:読書会へ参加したことがない地域の人
印象:親しみ、安心、落ち着き。知的だが堅苦しくない
行動:内容、日時、締切を確認して申し込む
媒体:スマートフォンで見る正方形SNS画像
この条件が、すべての選定理由の基準になります。

書体とフォントの採用理由

講座名には、本や落ち着きとの関係を示す、かなが硬すぎない明朝系を候補にします。詳細には、小さな表示でも数字を判別しやすいゴシック系を使います。

日時へ欧文フォントを組み合わせる場合は、数字の視認性だけでなく、和文との骨格、太さ、文字列全体の濃さ(黒み)を確認します。欧文だけが小さく見える場合は、サイズとベースラインを調整します。

丸ゴシック系の見出し案は、初参加の安心を強められます。ただし、今回の写真なしの構成では、丸みが強いと子ども向けに見える可能性があるため、比較したうえで見送ります。別の対象者なら採用案になり得ます。

ジャンプ率とウェイトの採用理由

SNSの縮小表示で講座名を発見できるよう、講座名と詳細のサイズ差を明確にします。ただし、差は詳細を小さくして作らず、講座名を大きくして作ります。

講座名はSemibold相当、説明と詳細はRegular相当を候補にします。太すぎる見出しは募集の強さが前へ出るため、安心感を保てる太さを選びます。締切は詳細より一段太くしますが、講座名を超えないようにします。

文字組みと余白の採用理由

説明文は意味が切れない二行にし、行を追いやすい行間を確保します。日時は途中で分けません。場所、参加費、定員、締切は申込み情報として近づけ、講座名と説明のまとまりからは余白を取ります。

余白は空いた場所ではなく、情報の関係を示し、落ち着いた印象を支える要素です。

納品前の確認

制作画面を拡大した状態だけで判断しません。スマートフォン相当へ縮小し、三秒見た後に、何の案内か、どのような会か、いつ開催されるか、次に何をするかを答えられるか確認します。

回答できない項目があれば、装飾を追加する前に、情報量、優先順位、サイズ、位置、余白を見直します。

今日の30分制作課題

目的、対象者、印象、行動、使用場面、書体、ジャンプ率、ウェイト、文字組みの順に制作します。縮小表示で講座名、日時、締切が分かるか確認してください。

3つの自己確認

1. 読む順番がありますか。
2. フォントと太字に役割がありますか。
3. 文字の周りの空きを確認しましたか。
次回は制作例と比べて振り返ります。

64歳からデザインを学び始め、現在はWebと印刷物のデザインを制作しています。このシリーズでは、デザイン経験がない方にも分かる言葉で、デザインの基本と作り方をお伝えします。

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