言いたいことが言えない私へ

言いたいことが言えない私へ

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私は、なかなか言いたいことが言えません。

本当は心の中に
いろいろな想いがあるのに、

いざ相手を目の前にすると
その言葉を飲み込んでしまうことがあります。

なぜなんだろう。

傷つくのが怖いから?

嫌われるのが怖いから?

きっと、それもあると思います。

でも、それ以上に私は

「自分の言葉で相手を傷つけることが怖い」

のだと思います。

言葉は、一度口から出してしまったら
なかったことにはできません。

だから私は、なるべく言葉を選びます。

「こんな言い方をしたら嫌な気持ちになるかな」

「もう少し違う伝え方があるんじゃないかな」

そんなことを考えます。

それでも、自分では気づかないうちに
誰かを傷つけていることもあるかもしれません。

そう考えると、ますます言葉を発することが
怖くなってしまうのです。

思い返してみると
これは母の影響も大きいのかもしれません。

小さい頃から母に、

「言葉遣いには気をつけなさい」

と言われてきました。

そして、

「自分がされて嫌なことは、人にもしてはいけない」

とも教えられてきました。

その言葉は今でも
私の中に深く残っています。

だから、ケンカになるくらいなら
自分が我慢した方がいい。

相手を不快にさせるくらいなら
私が言葉を飲み込めばいい。

そうやって、人との関係を
守ってきたのかもしれません。

でも最近、少し思うのです。

言葉を飲み込むことだけが、
相手を大切にすることなのだろうか。

もちろん、感情のままに言葉をぶつければ
相手を傷つけてしまうことがあります。

だからこそ
伝え方を考えることは大切です。

でも、

「私はこう感じたよ」

「本当は少し寂しかった」

「私はこうしてもらえたら嬉しい」

そんな自分の気持ちまで
全部飲み込む必要はないのかもしれません。

相手の気持ちを大切にするように、
自分の気持ちも大切にしていい。

それは決して
わがままなことではないと思うのです。

私はきっとこれからも
言葉を選ぶ人であり続けるでしょう。

相手を傷つけたくないという気持ちも
なくならないと思います。

そして、その奥にはきっと、

「嫌われたくない」

という私自身の弱さもあります。

それも含めて、私なのだと思います。

だから急に何でも言える人に
ならなくてもいい。

ほんの少しずつでいいから、

言葉を飲み込む前に

「私は本当は、何を伝えたいんだろう?」

と、自分の心にも聞いてみたい。

そして、相手を思いやるように
自分の想いも大切にしながら、

伝え方を考えて
少しずつ言葉にしていけたらいい。

言葉は人を傷つけることがあります。

でも同じように、

言葉だからこそ
伝えられる優しさもあります。

私はこれから、

「傷つけないために黙る」だけではなく、
「大切に思っているからこそ、丁寧に伝える」

そんな人になっていけたらと思っています。



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