日常の催眠

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コラム

日常の催眠

今回の内容は日常の生活にある催眠について恋愛を中心にお話をしていこうと思います。
「恋愛は催眠状態にある」と言われればあなたはどう考えますか。
「そんな馬鹿な。だって意識もあるし相手の言うこと拒否しようと思えばいつでもできる」とか考えている人はいませんか?
催眠状態が正しく認識されていないのですが、恋愛は実は催眠状態にあるのです。
催眠状態の説明をしておきます。
催眠状態とは意識が無くなる訳でも、周囲の音が聞こえなくなる訳でもありません。
実は日常生活で皆さん催眠状態を体験していて、あることに意識を集中することにより、変容意識状態と呼ばれる状態になるのです。
その変容意識状態になると理性や道徳心といった顕在意識が弱まった状態になるのです。
その状態は理性や道徳心が弱まっている状態ですので、物事を深く考えることができず、他からの影響を受け易い状態にあるのです。

例えば、アクション映画を観て終わった後に、自分が強くなった気になったり、映画のように高い所から飛び降りても平気かなといった考え方になっていたり、皆さん普通の状態ではちょっと違った自分になっていると思います。
そんな経験を思い出したあなたは、その時あなたはまさに催眠状態にあったのです。

恋愛を当てはめて考えてみましょう。
好きになったり恋をしたりすると寝ても醒めてもその人のことばかり考えてしまいます。
「あの人は今何をしているのかな」とか「あの人はどんな食べ物が好きなんだろう」とか。
恋をすることによって意識を集中していきます。
変容意識状態になるのです。
そうすると相手からの影響を受け易くなり、周囲の人が何を言っても受け入れることなんかできない状態になってしまうのです。
まさに「恋は盲目」といった状態でしょうか。

彼(又は彼女)にあれこれとねだられ、友達から付き合うことを反対されたにも関わらず、その意見を聞くことなくたくさん貢ぎ、後は借金だけが残り、ポイッと捨てられるなんて話しよく聞きますよね。
そして後から「何であんな奴と付き合ったんだろう」と後悔するといったケース。
恋愛中は催眠状態(変容意識状態)にあったため正常な判断ができないのです。
そして恋愛が終わって意識が正常な状態に戻り、「友達が反対したときに別れていれば良かった」などといった後悔が出てくるのです。

これは恋愛だけでなく、悪徳な宗教や悪徳なマルチ商法(又は催眠商法)もこの技術を使っていたりします。

この催眠は自分で気が付かない限り、その催眠を解くことができません。
周囲の人が何を言ってもその催眠を解くことは不可能なのです。
周囲の人は催眠を解くことよりもまず今の自分の状態を気付かせてあげることが重要になってきます。

こういった知識を持つだけでも自己防衛を行うことができると思いますよ。


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