今日も、学びを少し前へ。
大人の学びをナビゲートする「オトナビ先生」です。
YouTubeでオススメがたくさん出てきているのに結局決められない夜。
みなさんにも一度くらいはありませんか?(私はしょっちゅうあります笑)。
服を選ぶときや、レストランでメニューを開くとき。
「選択肢が多い方が、自分にぴったりのものに出会えて幸せなはず」
私たちはなんとなく、そう信じています。
でも、
なぜか選べるものが増えるほどに「うーん……」とフリーズしてしまう。
今回は、この「選べる幸せ」の裏に隠された「選択過多」という心理学について一緒に学んでいきましょう。
📒なぜ、選択肢が増えると「決断」が苦しくなるのか
選択過多のリアルを示す有名な実験に、
心理学者シープ・アイエンガー教授らによる「ジャムの実験」があります。
スーパーの売り場に「24種類のジャム」を並べたときと、「6種類のジャム」を並べたとき。
通りかかった人が足を止めた割合は、24種類並べたとき(60%)の圧勝でした。
ところが、「実際にジャムを買った人の割合」を見ると、結果は一変します。
24種類のお店では、立ち寄った人の「たった3%」しか買われませんでした。
一方で、6種類しか置いていなかったお店では、なんと「約30%」の人が購入していったのです。
選択肢の多さは「興味」を引くけれど、「決断するエネルギー」をごっそり奪っていきます。
ただし、 その後の研究で、「自分の好みがハッキリしている人」や「違いが一目でわかる状態」であれば、選択肢が多くても迷わないことも分かっています。
つまり、私たちを苦しめているのは「数の多さ」そのものというより、「何を基準に選べばいいか分からない曖昧さ」なんですね。
📒私はあえて「日々の選択肢」をドカンと削っています
実は私自身、衣食住に関してはかなり「省エネ運転」で生きています。
普段着る服や毎日の食事は、ある程度パターンを決めてローテーションします。
こうして「ゼロから考える回数」をあらかじめ削っておくんです。
そうすると、「今日は何を着よう?」「昼は何を食べよう?」と悩む無駄な時間がごっそり減ります。
もちろん、「服を選ぶこと自体が日々の癒しなんです!」という方が無理に服を減らす必要はありません。
大事なのは、「エネルギーをかける選択」と「手抜きをする選択」を決めておくこと。
私にとってローテーション化は、本当に集中したい大切なことへ、時間と心の余裕を残すための「お守り」のような仕組みなんです。
📒「選ばないこと」を決めるのも、大人の知性
選択肢が増えることは、間違いなく豊かなことです。
でも、そのすべてを真面目に吟味しようとすると、心がパンクしてしまいます。
もし、日々の選択に疲れてしまったときは、
まず「自分の基準」をひとつだけ作ってみてください。
「予算は〇〇円まで」
「色は〇〇か〇〇だけ」
「自己投資として妥当かどうか」
そして、毎日のちょっとした選択なら、「定番」を作ってしまうことや、 「何を自分では選ばないでおくか」を決めておくこと。
そんな考え方も、現代を軽やかに生きる私たち大人にとって、すごく大切なことかもしれませんね。