「休む」つもりだった私が、「辞める」を選んだ理由

「休む」つもりだった私が、「辞める」を選んだ理由

記事
コラム
私は、タロットを見て、
自分の決断を変えることはほとんどない。

私にとってタロットは、
未来を当ててもらうものではなく、
自分にはなかった視点をもらうための道具だからだ。

感覚としては、友達に意見を聞きに行くのに近い。

友達からアドバイスをもらっても、必ずその通りにするわけではない。

話を聞いて、考えて、
最後に決めるのは自分だ。

だから、カードを見て、
「そういう考え方もあるのか」
と思うことはあっても、
それまで考えていた決断そのものを変えることは、ほとんどない。

でも、一度だけ。

ほぼ決めていた答えを、
カードからもらったひとつの視点をきっかけに、
変えたことがある。

「一時的に休もう」と思っていた私は、
最終的に「辞める」ことにした。

今日は、そのときの話を書いてみたい。



好きなのに、続けることに迷っていた


当時、
私はバリダンスを習っていた。

先生も好きだったし、クラスメイトも好きだった。
もちろん、踊ること自体も好きだった。

260830baridance.png
※写真:当時、バリダンスをしていた頃に制作した、バティックのコースター。バリダンスを踊る猫まで描いていた。笑


そんなとき、年始に発表会をするという話が出た。

けれど私は、
年末になると毎年、
干支の銅版画制作で頭がいっぱいになる。
しかも、毎年、年末年始は一時帰国すると決めている。

だから、発表会に出るのは難しい。


最初は、
「発表会には出ないけれど、普段の練習には参加すればいいかな」
と思っていた。

でも、考えれば考えるほど、少し引っかかった。

発表会に出る人と出ない人では、どうしても温度差が生まれる。

みんなが本番に向けて練習している横で、
私は年末の銅版画で頭がいっぱいになっているはずだ。笑
踊りを間違えたり、
モチベーションに差があったりすることで、
何か影響してしまうかもしれない。


それなら、
「発表会が終わるまで、いったん休めばいいのではないか」
そう思った。

年末の企画と発表会が終わったら、また戻ればいい。
私は先生も、みんなも、バリダンスも好きなのだから。

この時点では、それが一番いい答えだと思っていた。


ただ、もうひとつだけ、
「いっそ辞める」
という選択肢も、頭の片隅にはあった。


そこで私は、

「続ける」
「一時的に休む」
「辞める」

この三つについて、
タロットを引いてみることにした。



「休む」を選んでも、休まらない?


「続ける」という選択肢には、
状況に合わせてバランスを調整しながら、
自分が納得できる形を探していくこと。

「辞める」という選択肢には、
これまで積み重ねてきた経験を自分の中に残しながら、
新しい方向へ進んでいくこと。

そんなメッセージが出ていた。


でも、私が一番引っかかったのは、
もともと選ぼうとしていた
「一時的に休む」だった。

そこには、こんな言葉があった。

「形としてはお休みすることができても、
必ずしも心まで休まるとは限らないようです。」


これを読んだとき、
「あ」
と思った。

思い当たることがあったのだ。


このバリダンス教室には、いくつかの支部があった。
そして、その支部同士の関係が、あまり良好とは言えなかった。

実は、そのことについてのLINEが入るたび、私は心をざわつかせていた。

一時的にレッスンを休んだとしても、所属している限り、メッセージは入ってくる。
その関係から完全に離れられるわけではない。


「確かに、せっかく休んでも、私は休まらないのかもしれない」
カードを見たことで、初めてそこに気づいた。

私は、発表会に出るかどうかや、年末の忙しさについて悩んでいるつもりだった。
でも、本当に引っかかっていたのは、そこではなかったのかもしれない。

先生は好き。
クラスメイトも好き。
踊ることも好き。

それでも、支部同士の関係には、ずっと心をざわつかせていた。

私はバリダンスを休みたかったのではなく、
心がざわつく環境から、離れたかったのだ。

そう気づいた。

そして私は、「一時休止」ではなく、
「辞める」
という選択をした。



辞めたからといって、嫌いになったわけではない


これは、1年以上前の話だ。

その後聞いたところによると、
私が辞めたあとも、謎のいざこざ(笑)は絶えず、
なかなか大変だったらしい。

だからといって、
「カードが未来を当てた」
と言いたいわけではない。

ただ、
「心のざわつきから離れたいなら、辞める」
という当時の私の決断は、私にとって間違っていなかったと、
今でも思っている。


とはいえ、発表会にはもちろん見に行った。

久しぶりに先生やみんなに会って、
レベルアップした皆さんの踊りを見たときは、感無量だった。

感激したことを伝えて、皆さんにちょっとしたお土産も渡した。


今振り返ると、辞めると決めたときではなく、
あの発表会が、私にとってひとつの区切りだったように思う。

好きだったからこそ、
ちゃんと最後を見届けたかったのかもしれない。

カードがくれたのは、「答え」ではなかった
あのとき、カードが私に、
「辞めた方がいい」
と教えてくれたわけではない。

カードからもらったのは、
「休んだら、本当に休めるのだろうか」
という、ひとつの視点だった。

その問いをきっかけに、
自分でもまだ言葉にできていなかった違和感に気づいた。

そして、「辞める」と決めたのは私自身だ。

私にとってタロットは、たぶんこういうものなのだと思う。

答えを教えてもらうものではなく、
自分の中にある答えを見つけるために、
少し違う場所から自分を眺めてみるもの。

自分ひとりで考えていると、
どうしても同じ場所をぐるぐるしてしまうことがある。

そんなとき、
カードから自分にはなかった視点をひとつもらってみる。

すると、それまで見えていなかったものが、ふっと見えることがある。

それが、私がタロットを面白いと思う理由のひとつだ。


あれから一年以上が経った。
今でも、ときどきバリダンスを懐かしく思う。

先生も、みんなも、踊ることも好きだった。

それでも、
あのとき「辞める」を選んだことを、
私は後悔していない。

好きなものから離れることと、
好きではなくなることは、
どうやら同じではないらしい。



***
今回は、エッセイとして読みやすいよう、実際のリーディング内容は一部抜粋してご紹介しました。

実際に引いたカードと、選択肢それぞれの詳しいリーディングは、こちらからご覧いただけます🕊️


自分の答えを見つけるためのタロット

私はココナラで、個人リーディングもしています🃏

「答えをもらう」のではなく、
「自分の答えを見つける」ためのタロット。

今回の私のように、
自分ひとりで考えていると、
同じ場所をぐるぐるしてしまうことがあります。
そんなとき、
カードという「第三者の視点」をひとつ借りて、
自分の気持ちを整理してみる。

もし今、ひとりで考えていることがあれば、
一緒に「自分の答え」を探してみませんか🕊️


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