インスタで料理写真を投稿するとき、「なんか思ってたより美味しそうに見えない…」って感じたことはありませんか?
私たちもお客様から「料理の写真がうまく撮れない」というご相談をよく受けるのですが、実は多くの方が見落としているポイントがあるんです。それが今回お話しする「背景」という考え方。
要するに、料理を美味しそうに見せるには、「料理そのものより、その周りの環境を整える方が大切」ってことなんです。
白いお皿が万能って本当?
「とりあえず白いお皿を使っておけば間違いない」
これ、よく聞く話ですよね。確かに白いお皿は失敗が少ないんですが、それだけだともったいない。白いお皿の良さって、実は料理の色を邪魔しないところにあるんです。
例えば、トマトソースのパスタやカレーライスなんかは、白いお皿に盛ると赤や黄色がパッと映える。でも逆に、白身魚のムニエルや鶏の胸肉なんかを白いお皿に盛ったらどうでしょう?なんだかぼんやりして、せっかくの料理が埋もれてしまいませんか?
黒いお皿の「引き立て力」がすごい
ここで登場するのが黒いお皿です。私はこれを「食材の色を際立たせる魔法のお皿」と呼んでいるんですが、本当に効果が劇的なんです。
白い食材や淡い色の料理を黒いお皿に盛ると、まるでスポットライトが当たったように料理が浮かび上がる。お刺身なんて特に分かりやすくて、黒い器に盛るだけで高級感が一気にアップします。
ただし、黒いお皿にも注意点があります。濃い色の料理、例えば照り焼きチキンやチョコレートケーキなんかを黒いお皿に盛ると、今度は料理が沈んでしまう。このあたりのバランス感覚が大切なんです。
テーブルクロスとの組み合わせで決まる印象
お皿の色が決まったら、次に考えたいのがテーブルクロスとの組み合わせ。これが意外と見落としがちなポイントなんです。
木目のテーブルに白いお皿を置けば、ナチュラルで温かみのある印象になります。一方で、白いテーブルクロスに黒いお皿を置くと、モダンでスタイリッシュな雰囲気に。
私がお客様によくお伝えするのは、「料理の種類によって背景を変えてみてください」ということ。和食なら木目調、洋食なら白やベージュ系、エスニック料理なら少し色味のあるクロスを使うと、料理の世界観が一気に広がります。
料理を主役にする「舞台作り」の発想
結局のところ、料理写真って舞台と同じなんです。主役である料理が一番輝いて見えるように、脇役である背景が支える。
舞台で主役が目立つのは、照明や背景、衣装がすべて主役を引き立てるように計算されているからですよね。料理写真も同じで、お皿の色、テーブルクロス、さらには周りに置く小物まで、すべてが料理を美味しそうに見せるための「演出」なんです。
この考え方を意識するだけで、同じ料理でも見違えるほど美味しそうに撮れるようになります。盛り付けを頑張る前に、まずは料理が映える舞台を整えてあげる。そんな発想の転換が、写真映えする料理への第一歩かもしれませんね。