よくこんなことを言われます。
「なぜそんな瞬時に対策が思いつくんですか?」と。
実はこれは、日々の訓練で簡単に誰にでもできるようになります。
そしてそれは何個もあるわけではなく、たった1つのことをやるだけで。
あとは脳を勝手に作動状態にさせるだけなので、苦労とも思っていません。
そのあることとは、
「質問」です。
「アンテナをはる」という人もいます。
分かり安く言えば、ガソリンがなくなりそうになるとスタンドが目に付くのと同じです。
これを心理学では「カラーバス効果」というのですが、
意識したことが目に付きやすくなることを示します。
今回のように「ガソリンそろそろだよ」と脳に指令を与えたことで、スタンドが目に付きやすい状態になるというわけです。
ただ私の場合、多くの業種をサポートしているので、1つの現象を見ても1つの業種だけではなく他の業種の視点を持って見ているだけの違いです。
簡単に言えば、2つの方法をとっています。
1.クライアントさんからアドバイスを求められたら、自分に質問を投げかけ、答えを見つけるためのアンテナを常にはっています。
2.逆の発想で、1つの現象を見たら、他の業種に応用できないかを常に考え、アドバイスを聞かれた時に役立てます。
ただこれは、正直訓練すれば誰にでもできます。
あとは、他の方と少し違う点をあげるとすれば、すべての業種をマーケティングの視点で見ていることです。
自分の得意分野のフォーマットに無理やり当てはめることで、更に思考を広げています。
例えば、
収益商品と集客商品を分ける考えがあるのですが、
世の中の多くのビジネスは、収益商品をそのまま販売しているので、競争が激化し、値段競争に陥ります。
ただこの場合は、収益商品に繋がる集客商品は何が考えられるかな、という視点で常にアンテナをはっておくということです。
普通は1つの現象を見たら、そのまま自分のビジネスに取り入れるのですが、この場合、すぐ競合に真似されます。
しかし、1つ見つけた現象を集客商品に取り入れてしまえば、本命の競合には決して真似されることはありません。
だから私のクライアントは値下げ競争にならずに、逆に値上げをしてもお客様がどんどん増えて行くのです。
正直、アイデアなど至るところに落ちています。
しかし、それに気づけるか、そしてどのような形で取り入れるかどうかだけです。
脳は高性能な検索エンジンです。
あなたの質問の仕方次第でいくらでもアイデアを見つけ出してくれます。
あなたは今、どのような質問をすると欲しい回答が得られると思いますか?
優れたアイデアを手に入れたければ、いきなり回答を見つけるのではなく、回答を得るための質問をまず考えることです。
そうすることで、自動的にあなたの元にその回答は舞い降りてきます。
ということで、今回はここまで。
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