「アプローチしたお客様の反応はどうだった?」
こんなことを会議で話す人がいますが、これは時間のムダです。
これは「戦略がありません」と言っているのと同じです。
これで売上が上がるはずもない。
商品を買うまでは「見込み客」という現実を知る必要があるのですが、よく勘違いするのが、現状のお客様に新規商品の意見を聞くこと。
これは、ほぼ参考になりません。
バージョンアップの意見を聞くのであればいいのですが、まったく違う商品の意見を聞くということは、見込み客に聞いているのと同じです。
そして、その意見を聞いているお客様はどれだけ買う可能性があるのでしょうか?
戦略を立てる上でのベースにはなったとしても、本当の答えなど見つかるはずありません。
なぜなら、買うかどうかも分からない人に意見を聞いても、自分が答えて欲しい意見をただ合っていると確認し、安心したいだけになるからです。
これでは時間を浪費することになります。
以前、ある機器を扱っていた代理店が、「商品が高い」と言われたことをきっかけにし、数千万円かけて簡易版の開発を行ったことがありました。
その結果、まったく売れない。
そして、その意見を言った人に商品を持って行くと
「商品を安くすれば買うって言ったじゃないですか」
「まさか本当に作るとは思わなかったよ」
そう、ただの断り文句を営業マンは信じてしまったのです。
そして、そのムダな意見を正当化する為に、安ければ買う可能性があるという意見を自ら誘導し、集めてしまったのです。
そう、自分の意見が合っているということをただ確認したい為に。
実は、同じような話は世の中溢れているのです。
ではどうしたら、本当の答えが見つかるのでしょうか?
それは、簡単。
見込み客に意見を聞くのを止めて、実際にテスト販売すればいいだけです。
完成版である必要はなく、まずはテスト販売を行います。
極論は、商品を作らず先に売って確かめてもいいぐらいです。
そして、購入してくれた人に意見を聞けばいいのです。
そう、この段階でこの人は、商品はまだ手にしていなくとももう見込み客ではありません。
そう、お客様なのです。
「お金を払う」という人に聞かない限り、想像の領域を超えることはできません。
この世の中、ビジネスの答えを知っている人は存在しません。
いくら多くの意見を集めたとしても。
だから、賢いあなたはこの先、見込み客に意見を聞くのではなく、実際に販売し、答えを聞いて下さい。
あとは、その答えをベースに精度を上げていけばいいだけです。
あなたがすること、それは50%完成したら実際売ってみる。
100%の完成を待つ必要などもうないのです。
お客様は、あなたが考えた100%の商品を受け入れる保証はないということを知りましょう。
ということで、今回はここまで。