日本では昔から、
「空気を読む」
ことが大切にされてきました。
和を乱さない。
周りに合わせる。
協調性を大事にする。
それ自体は悪いことではありません。
実際、人間は昔から集団で生きてきた生き物です。
狩猟採集時代も、
一人では生きていけませんでした。
協力して食料を探す。
危険を知らせ合う。
空気を乱さず集団で生きる。
だから人間には今でも、
「嫌われたくない」
「外されたくない」
という本能があります。
特に日本は、
“和”を大切にする文化が強い。
だから、
「空気を読める人」
が評価されやすい。
逆に、
目立つ人。
違う意見を言う人。
挑戦する人。
そういう人は、
浮きやすい空気があります。
会社は特にそうです。
僕自身、工場勤務で班長をしています。
本当は定時で帰りたい日もあります。
家族とゆっくりしたい日もある。
でも、
「班長は最後まで残るもんでしょ」
「班長が一番頑張るもんでしょ」
そんな空気を感じて、
気づけば2時間残業している。
誰かに命令されたわけじゃない。
でも、空気を読んで合わせてしまう。
これって日本人あるあるだと思うんです。
気づかないうちに、
“周りに合わせること”
が当たり前になっていく。
そして、それが長く続くと、
人は少しずつ、
“自分の感情”
が分からなくなっていきます。
本当はどうしたいのか。
何が好きなのか。
どんな人生を送りたいのか。
それよりも、
「どう振る舞えば嫌われないか」
を優先するようになるからです。
すると人は、
“自分の人生”
ではなく、
“周りに合わせる人生”
を生き始める。
僕は20代、転職を何度も繰り返してきました。
でも30代になって、
今の会社で長く働くようになった。
気づけば毎日が、
ただ過ぎていく感覚になっていました。
仕事をこなす。
疲れて帰る。
また朝が来る。
もちろん頑張っていました。
でもどこかで、
「このままでいいんかな」
という感覚がずっと消えなかった。
バカにされたり。
孤独を感じたり。
空気を読んだり。
そうやって、
少しずつ“自分”が薄くなっていく感覚がありました。
でも、副業を始めてから変わったんです。
最初は、お金の不安がきっかけでした。
でも気づけば、
若い頃みたいに、
「何者かになるために進んでる感覚」
が戻ってきました。
自分で考える。
自分で工夫する。
自分で選ぶ。
もちろん簡単ではありません。
でも、
“やらされてる”わけじゃない。
だから不思議と、
時間を作りたくなるんです。
コメントが来る。
反応が返ってくる。
その嬉しさは、
本業とは全然違いました。
会社では、
「空気に合わせる力」
が求められることがあります。
でも、本当に大事なのは、
「自分の感情を消さないこと」
なんだと思います。
そのためには、
会社以外にも
“自分で選べる場所”
を持つこと。
小さくてもいい。
自分の意思で動ける場所を持つこと。
それが、
“自分を取り戻す”
ことに繋がっていくんだと思います。