「一生懸命がんばっているのに、なぜか空回りしてしまう」
「お金、人間関係、美しさ……求めれば求めるほど、遠ざかっていく気がする」
もしあなたが今、そんな風に感じているのなら、それはエネルギーの流れを自らせき止めてしまっているサインかもしれません。
今日は、老子の教えをヒントに、「執着」と「現実」の不思議な関係についてお話しします。
老子が教える「逆説の真理」
老子は、「誉れ(名声)を求めれば、誉れを得られなくなる」と説きました。
これは現代の私たちの悩みにも、そのまま当てはめることができます。
お金: 「稼がなきゃ」と執着するほど、心のゆとりが消え、チャンスを逃しやすくなる。
恋愛: 相手を追いかければ追いかけるほど、相手は重荷を感じて離れていく。
美しさ: 「若く見られなきゃ」と抗うほど、自然な魅力や輝きが損なわれていく。
これらはすべて、「求めている=今は持っていない」という欠乏感に意識が向いているため、さらに「欠乏」を引き寄せてしまうからです。
執着が「エネルギーの循環」を止めている
なぜ執着がいけないのでしょうか?
それは、執着が「川の水の流れをせき止めるダム」のような役割をしてしまうからです。
執着してギュッと握りしめると、エネルギーの循環が滞ります。すると、以下のような不調が現れ始めます。
物事がうまく流れない(停滞感)
体に不調が出やすい(緊張やストレス)
新しい展開が入ってくる「隙間」がなくなる
執着を手放すということは、このダムを決壊させて、再びエネルギーを自由に流してあげることなのです。
グラウンディングと「道(タオ)」を歩む生き方
執着を手放すためには、ただ「考えないようにする」だけでは不十分です。大切なのは、「しっかりと地に足をつける(グラウンディング)」ことです。
今、この瞬間の自分を認め、大地に根を張るようにして安心感を得る。
その状態で「欲しい」という執着をフッと手放すと、不思議なことに、外側から求めていたものが向こうからやってくるようになります。
お金を追わなければ、自然と豊かさが巡ってくる
異性を追わなければ、あなたの魅力に惹かれて人が集まる
美を求めなければ、内面からあふれる真の美しさが宿る
これこそが、魂の望みである「道(タオ)」を歩んでいる状態です。悩みから解放され、自分本来の生を全うする道は、ここから始まります。