それだけが「私」ではない

それだけが「私」ではない

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コラム
手放すことで楽になる。

これまでの人生を振り返ってみると、
結婚してからは、〇〇の奥さん。
子どもが生まれてからは、〇〇のお母さん。

別にそれが嫌だったわけではなかった。

ただ、状況が変わるたびに、鎧が増えていく感じ。
そして、その奥に追いやられる私自身。

窮屈になっていった。
それは、私だけかも知れない。

でもたまに、同じことを話すママ友がいた。

そのままにしていると、自分の中で悲鳴が聞こえてくるような気がした。

それでも、〇〇の奥さん、〇〇のお母さんという役割は、
いつも私についてきた。

そんな時、タロット占いに出会った。

カードを見ながら、自分の気持ちを考えるようになった。
「そう、私はそう感じていたんだ」
それまで何となく感じていたことが、少しずつ言葉になっていった。

まるで、自分を覆っていた鎧を、一枚ずつ脱いでいくような感覚だった。

ちょうどその頃、子どもたちにも手がかからなくなっていった。

やっと、自分で息が吸える感覚だった。

そうやって、自分の感覚が少しずつ言葉になっていくうちに、
自分自身に問いかけるようになりました。

「本当は、私はどうしたい?」
すぐに答えが出るわけではありません。

でも、
「これは本当に私がしたいこと?」
「誰かにそう思われたくて、やっているだけじゃない?」

そんなふうに、自分の気持ちを確かめることが少しずつ増えていきました。

妻であることも、母であることも、今も変わりません。

でも、それだけが「私」ではない。

そう思えるようになってから、
少しずつ、いらない鎧を脱げるようになった気がします。 

手放すというのは、何かを捨てることではなく、
「これは私にとって本当に大切?」と、
自分に問いかけてみることなのかもしれません。

そうやって一つずつ手放していくと、
不思議と、大切なものだけが残っていく。

今は、そんなふうに感じています。
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