「打ち明けてくれたら、良かったのに」

「打ち明けてくれたら、良かったのに」

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コラム
ずっと楽しみに見ていた「Tシャツが乾くまで」のドラマが終わりました。

SNS上ではさまざまな考察が飛び交っていましたが、私は少し違うところを見ていました。

私が見ていたのは、
「ああ、ここにも心の癖がある」というところでした。

2組の夫婦が織りなす物語なのですが、
4人それぞれが、幼い頃に受けた「こころの傷」を抱えていて、それが大人になった今の「こころの癖」につながっているように、私には見えました。

それを大人になっても心の奥にしまい込んで、騙し騙し生活をしていたけど、何かのきっかけで表に出てきてしまう。

たぶん、自分自身は上手くやってきたと思っていても、こころの奥に押し込めていたものがチクリと刺してくるんですね。

このドラマで印象に残っているのは、登場人物たちが、そんな自分の「こころの癖」に気づいていくところです。
そして、それをさらけ出して、理解してもらうことです。

自分の「こころの癖」をさらけ出すのは、とても勇気がいることです。

でも、ドラマなのかもしれませんが、意外と、周りの人にもそれぞれに持っていて、自分が感じているほどには気にしていない、むしろ心配している。

「心の癖」ってずっと隠していられるものでもないかもしれません。

何かの出来事をきっかけに、今まで押し込めていたものが、思いがけずに表に出てしまうこともあります。

ドラマの中では、本人はあっけらかんとしていましたが、周りは戸惑ってしまいます。
それでも、その人を理解しようとします。

そして、「打ち明けてくれたら良かったのに」と。

なかなか、自分の「こころの癖」は打ち明けることはできませんよね。

「こんなことを言ったら、どう思われるだろう」
「理解してもらえなかったらどうしよう」

自分の中で長い間隠して来たものほど、
誰かに見せるのは怖いものだと思います。

でも、このドラマを見ながら思いました。

自分が「こんな自分は知られたくない」と思っているほど、
周りの人は、それを特別なことだとは思っていないのかもしれない。

もちろん、誰にでも話せばいいわけではないし、
無理に曝け出す必要もない。

でも、いつか
「この人になら話してもいいかな」
と思える人がいたら、少しだけ話してみる。

そんなことも、自分の「こころの癖」と付き合っていく
一つの方法なのかもしれません。

「打ち明けてくれたらよかったのに」

ドラマの中のその言葉が、
私にはとても印象に残りました。

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