原因は分かったのに、何も変わらなかったあなたへ

原因は分かったのに、何も変わらなかったあなたへ

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視てもらったことは、あると思います。

どこで止まっているのか。
なぜそうなったのか。

言われたときは、腑に落ちた。
そのとおりだと思えた。

それなのに、何も変わらなかった。

分かったはずなのに動かない。
その置き去りにされた感じが、いちばん重いのではないでしょうか。


■ 鑑定が外れていたとは限りません


当たっていなかったのだろう。
そう考えるのが普通です。

けれど、場所が分かることと、そこが動くことは別です。

詰まっている場所を言い当てても、言葉では詰まりは取れません。
これは鑑定の良し悪しの話ではなく、順番の話です。


■ 私も、分かれば動くと思っていました


山に入ったのは十七のときです。

火が上がらない理由が分かれば、そこを直せると思っていました。

分かっても、手が届かないことがあります。
奥で詰まっているときは、見えていても触れません。


■ 息では、奥まで届きません


火が鈍ったとき、人はまず息を吹きます。

手前の灰は動きます。表面は少し赤くなる。
けれど、奥で固まっているものには届きません。

息が届く距離は決まっているからです。

そういうときに使うのが、ふいごです。

自分の肺より強い風を、外から送り込む。
手前ではなく、奥に当てる。

道具を変えないと届かない場所がある。
努力の量ではなく、届く距離の話です。


■ 人の縁にも、同じ場所があります


自分の側でできることは、たいていやり尽くしています。

連絡の仕方を変える。待つ。距離を置く。
伝え方を直し、言わないことも選んできた。

それでも動かないなら、動かす場所が自分の手の届く範囲にありません。

二人のあいだに置かれて固まったものは、どちらの内側にもありません。
だから、自分の側をいくら整えても触れないままになります。

この状態を、熾切れ(おきぎれ)と呼んでいます。


■ だから「もっと向き合いましょう」とは言いません


自分と向き合えば変わる。
受け入れれば動き出す。

そう言われて、もう十分に向き合ってきたと思います。

向き合っても動かなかったのは、向き合い方が浅かったからではありません。
向き合う場所に、それが無かったからです。

ただし、外から風を入れれば動く、と約束もいたしません。
固まり方によって、通るものと通らないものがあります。

何が起きたかは、焚いたあとに、そのままお伝えします。


■ 火を焚いて、視ます


私がやるのは二つだけです。

どこで止まっているのかを視ること。
そして、そこに火を入れ直すこと。

分かったのに動かなかったのなら、
足りなかったのは理解ではなく、届く距離だったのかもしれません。

一人で抱えているうちは、冷えたままです。


縁熾霊視師 玄焔

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