サービス
サービスを探す
プロ人材を探す
仕事を探す
ブログを探す
サービス
サービスを探す
プロ人材を探す
仕事を探す
ブログを探す
購入・発注したい方
サービスを探す
プロ人材を探す
ノウハウ・素材を探す
ブログを探す
仕事・求人を投稿して募集
エージェントに人材を紹介してもらう
受注・働きたい方
出品する
単発の仕事を探す
継続 (時給/月給) の仕事を探す
エージェントに仕事を紹介してもらう
カテゴリ一覧
イラスト作成・漫画制作
デザイン制作
Web制作・HP作成・EC構築
動画編集・映像制作
集客・マーケティング相談
NEW
ビジネス代行・事務代行
音楽制作・ナレーション
IT相談・システム開発
ライティング・翻訳
コンサルティング・士業
生成AI活用・開発・制作
占い
悩み相談・カウンセリング
学習指導・資格・キャリア相談
住まい・美容・生活相談
オンラインレッスン・習い事
ハンドメイド制作
出張撮影・出張サービス
資産運用・副業の相談
NEW
弁護士検索・法律Q&A(法律相談)
サポート
はじめての方へ
ご利用ガイド
お困りのときは
ログイン
会員登録
サービスを探す
イラスト作成・漫画制作
>
デザイン制作
>
Web制作・HP作成・EC構築
>
動画編集・映像制作
>
集客・マーケティング相談
NEW
>
ビジネス代行・事務代行
>
音楽制作・ナレーション
>
IT相談・システム開発
>
ライティング・翻訳
>
コンサルティング・士業
>
生成AI活用・開発・制作
>
占い
>
悩み相談・カウンセリング
>
学習指導・資格・キャリア相談
>
住まい・美容・生活相談
>
オンラインレッスン・習い事
>
ハンドメイド制作
>
出張撮影・出張サービス
>
資産運用・副業の相談
NEW
>
>
プロ人材を探す
>
ノウハウ・素材を探す
ブログを探す
>
求人募集を投稿する
人材を紹介してもらう
仕事を探す
出品する
仕事を探す
仕事を紹介してもらう
出品する
仕事を紹介してもらう
求人募集を投稿する
人材を紹介してもらう
ブログを投稿
会員登録で10%割引クーポンを獲得!
会員登録で10%割引クーポンを獲得!
ココナラブログ
ホーム
ブログトップ
ブログ
学び
青の教室/陽子/風 4
記事
学び
木村センセ
2026/03/11 21:14
第4章 風の底に触れる
翌朝、陽子は目を覚ました瞬間、胸のざわめきが昨日より少しだけ強くなっているのを感じた。
(……行きたくない、かも)
青の教室のある日なのに、身体が布団に沈んだまま動かない。
昨日の母の電話の声が、胸の奥に残っていた。
「……すみません」「……今の状況では」
母の声は、あのときだけ、
陽子が知っている“強い母”ではなかった。
(ママ、どうしたんだろ)
考えると胸がぎゅっとなる。
でも、考えないようにすると、胸がざわざわする。
(どうすればいいの)
布団の中で丸くなっていると、
窓の外から、春の風がカーテンを揺らす音が聞こえた。
その音が、陽子の背中をそっと押した。
(……行こう)
理由は分からない。
でも、青の教室に行けば、
胸のざわめきが“音”にならずに済む気がした。
陽子はゆっくり起き上がり、制服に袖を通した。
***
青の教室に着くと、
先生がいつものように静かに迎えてくれた。
「おはよう、陽子」
その声は、春の光みたいに柔らかかった。
陽子は、胸のざわめきが少しだけ薄くなるのを感じた。
席に座ると、先生が言った。
「今日は、ちょっと話をしようか」
陽子は驚いた。
先生は普段、必要以上に話をしない。
でも今日は、陽子の胸のざわめきに気づいていたのかもしれない。
先生は陽子の向かいに座り、
机に肘をつかず、ただ静かに目線を合わせた。
「最近、胸のあたりがざわざわしてる?」
陽子は、息を飲んだ。
(なんで分かるの)
でも、分かるのだ。
青の教室の先生は、言葉よりも“揺れ”を見る。
陽子は、ゆっくりとうなずいた。
「……なんか、変なんです。
苦しいとかじゃないけど、
胸の奥が、ずっとふわふわしてて」
「ふわふわ?」
先生は少し笑った。
笑われたわけではなく、
陽子の言葉をそのまま受け止めた笑顔だった。
「うん。なんか、落ち着かない感じで……
でも、嫌な感じとも違って……」
陽子は言葉を探しながら続けた。
「昨日、ママが……
なんか、すごく疲れてて。
電話で謝ってて……
それ聞いたら、胸が変になって」
言葉にしてみると、
胸のざわめきが少しだけ形を持った気がした。
先生は、すぐに答えを返さなかった。
ただ、静かに聞いていた。
その沈黙は、母の沈黙とは違う。
壊れそうなガラスではなく、
陽子の言葉を置くための“柔らかい場所”だった。
「陽子」
先生はゆっくり言った。
「胸がざわざわするのはね、
“自分の気持ちが動いてる”ってことなんだよ」
「動いてる……?」
「うん。
まだ名前のついていない気持ちが、
風みたいに胸の中を通っていくと、
ざわざわしたり、ふわふわしたりする」
陽子は、胸に手を当てた。
(風……)
「それは悪いことじゃないよ。
むしろ、陽子が“誰かのことをちゃんと感じてる”ってことだ」
「誰か……」
「お母さんのこと」
陽子は目を見開いた。
胸のざわめきが、
その言葉にそっと触れた気がした。
「お母さんが疲れてるのを感じたんだね。
だから胸がざわざわした。
それは、陽子の心がちゃんと動いてる証拠だよ」
陽子は、胸の奥がじんわり温かくなるのを感じた。
(わたし……感じてたんだ)
母の沈黙の奥にある影を、
陽子は知らないうちに受け取っていた。
それは苦しいけれど、
どこか優しい痛みだった。
先生は続けた。
「風の底ってね、
静かだけど、ちゃんと流れてるんだよ。
陽子の胸のざわめきは、
その風に触れた証拠なんだと思う」
陽子は、ゆっくり息を吸った。
胸のざわめきはまだある。
でも、それはもう“怖いざわめき”ではなかった。
(これ……わたしの風なんだ)
そう思うと、
胸の奥が少しだけ軽くなった。
***
教室を出ると、
外の風が陽子の頬をやさしく撫でた。
(あ……この風、さっきの話みたい)
胸のざわめきが、
風と同じリズムで揺れている気がした。
陽子は、少しだけ笑った。
(大丈夫。
わたし、ちゃんと感じてる)
その感覚が、
陽子の足取りを軽くした。
#中3物語
#木村センセ
#自由
#塾
青の教室/陽子/風 3
一覧に戻る
青の教室/陽子/風 5
このブログを見た人にオススメ
道元14/道元の《裸》と<私>の<裸>。そして平和。
記事
学び
木村センセ
2026/08/13 03:24
道元13/心身脱落と<私>
記事
学び
木村センセ
2026/08/12 15:44
道元12/一線を消した道元と<私>
記事
学び
木村センセ
2026/08/11 22:54
100点の答案
記事
学び
木村センセ
2026/08/02 19:29
<私>とH2O
記事
学び
木村センセ
2026/08/01 19:53