メール添付のExcel、毎回保存していませんか?集計まで自動化できる仕事があります

メール添付のExcel、毎回保存していませんか?集計まで自動化できる仕事があります

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IT・テクノロジー
「各店舗からExcelをメールで送ってもらう」

「添付ファイルを一つずつ保存する」

「ファイルを開いて本社の集計表へコピーする」

「足りない店舗があれば催促する」

こんな作業を、毎週・毎月繰り返していないでしょうか。

売上報告。

在庫報告。

日報・月報。

勤務実績。

アンケート結果。

各拠点から届くファイルを、担当者が一つずつ確認して集計する。

中小企業ではよくある業務です。

私自身、中小製造業でひとり総務に近い仕事をしています。

こうした業務を見ていると、実際に時間がかかっているのは「集計」そのものより、

ファイルを探す・保存する・開く・確認する

という前準備だったりします。

今回は、メール添付ファイルを使った集計業務で、どこまで自動化できるのかを紹介します。

よくある月次集計の流れ

例えば5拠点から毎月報告を集める場合です。

1.月末に各拠点へ提出依頼
2.担当者がExcelを作成
3.メールへ添付して本社へ送信
4.本社担当者がメールを確認
5.添付ファイルを保存
6.ファイルを一つずつ開く
7.本社の集計表へ転記
8.未提出拠点を確認
9.催促メールを送る
10.全拠点分がそろったら集計
11.報告書を作成

5拠点程度なら、手作業でもなんとか回せます。

しかし、これが10拠点、20拠点になると負担は一気に増えます。

メール添付管理で起こりやすい問題
1.ファイル名がバラバラ

「8月売上.xlsx」

「売上報告8月.xlsx」

「○○店_202608.xlsx」

「報告書最新版.xlsx」

内容は同じでも、ファイル名が統一されていない。

担当者は一つずつ開いて確認する必要があります。

2.どれが最新版か分からない

送信後に修正が発生すると、

「先ほどのファイルではなく、こちらを使ってください」

というメールが届きます。

同じ店舗から複数ファイルが届き、どれを集計したのか分からなくなることがあります。

3.保存場所が担当者次第

デスクトップ。

ダウンロードフォルダ。

共有フォルダ。

Googleドライブ。

保存場所が統一されていないと、あとから探す時間が増えます。

4.提出されたか目視で確認する

メール受信箱を見ながら、

「仙台店は来た」

「福島店はまだ」

と確認する。

提出済み一覧を別のExcelへ記録している会社もあります。

5.添付されたExcelの形式が違う

同じフォーマットを配布したはずなのに、

・列が追加されている
・セルが結合されている
・シート名が変わっている
・行が削除されている
・数式が上書きされている

といったことが起こります。

この状態では、単純な自動集計が難しくなります。

まず考えたいのは「メール添付で集める必要があるか」

そもそも、各拠点がExcelを作成してメールへ添付する必要があるのかを考えます。

入力内容が、

・日付
・店舗名
・売上
・件数
・備考

程度なら、Googleフォームや共通入力画面へ直接入力する方法があります。

入力内容は一つのスプレッドシートへ自動保存されます。

各拠点がファイルを作り、本社が再びまとめる必要がなくなります。

Excelファイルが必要な業務もある

一方で、

・明細行が多い
・独自の計算がある
・既存システムからExcel出力する
・写真や複数表が含まれる
・取引先指定フォーマットがある

といった理由で、Excelファイルを使い続ける必要がある場合もあります。

その場合でも、

添付ファイルの回収から集計までの一部を自動化

できる可能性があります。

自動化できること1.添付ファイルを自動保存

一定条件のメールを検出して、添付ファイルをGoogleドライブへ保存する仕組みを作れます。

例えば、

件名に「月次報告」が含まれる
Excel添付ファイルを取得
「2026年8月」のフォルダへ保存

という流れです。

担当者が毎回ダウンロードする作業を減らせます。

自動化できること2.ファイル名を統一

保存するときに、

2026-08_仙台店_月次報告.xlsx

のような形式へ変更できます。

日付・店舗名・ファイル種別を統一すれば、あとから探しやすくなります。

自動化できること3.提出状況を一覧化

対象店舗マスタと受信済みファイルを照合し、

・提出済み
・未提出
・再提出あり

を一覧表示できます。

総務が受信箱を一通ずつ確認する必要を減らせます。

自動化できること4.未提出者への通知

期限になってもファイルが届いていない店舗だけを抽出して、リマインド対象にできます。

提出済みの店舗へ、

「まだの方は提出してください」

という一斉メールを送る必要もなくなります。

自動化できること5.Excelの内容を集計

各ファイルの構造が統一されていれば、

・指定セル
・指定列
・指定シート

からデータを取得し、一つの管理表へ集約することもできます。

例えば、

仙台店:売上 1,250,000円
福島店:売上 980,000円
山形店:売上 1,100,000円

を自動で本社集計表へ追加する形です。

自動化できること6.月次報告書の作成

すべてのデータが集まったら、

・全社合計
・店舗別実績
・前月比
・ランキング
・グラフ

を自動更新し、PDF報告書まで作成できます。

最終確認だけ人が行い、承認後に関係者へ送る形にもできます。

理想は「メールを探さない」状態

今まで:

メールを開く
添付を保存
ファイル名変更
フォルダへ移動
Excelを開く
集計表へ転記
未提出者確認

改善後:

各担当者が提出
添付を自動保存
提出状況を自動更新
データを自動集計
未提出者だけ表示
報告書を作成

総務は、

「メールが来たか探す仕事」

から離れられます。

ただし、メール本文を何でも自動処理しない

メールには例外が多くあります。

「今回は対象外です」

「先月分も修正しました」

「ファイルを後ほど再送します」

といった文章まで完全自動で判断させると、誤処理の原因になります。

最初は、

・件名
・送信元
・添付形式
・提出対象月

など、明確な条件だけを自動化する方が安全です。

一番重要なのは入力形式の統一

Excelファイルを自動集計したい場合、最も重要なのはフォーマットです。

例えば各店舗が、

A店:売上はB5
B店:売上はD10
C店:売上は別シート

という状態では、自動化が複雑になります。

可能であれば、

・シート名
・列名
・セル位置
・日付形式
・店舗コード

を統一します。

「同じ作業を繰り返せる状態」にして初めて、自動化しやすくなります。

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まとめ

メール添付のExcelを使った集計では、

・メールを探す
・ファイルを保存する
・名前を変える
・フォルダへ移動する
・提出者を確認する
・Excelを開く
・集計表へ転記する

という小さな作業が積み重なります。

一つひとつは数分でも、毎月繰り返せば大きな負担です。

最初に確認したいのは、

本当にExcelファイルをメール添付で回収する必要があるか

です。

フォームや共通入力画面へ変えられるなら、それが最も簡単です。

ファイル提出が必要な場合でも、保存・確認・集計を自動化できる可能性があります。

まずは次回、添付ファイルを受け取ったときに、

「受信してから集計が終わるまで、自分は何回クリックしているか」

数えてみてください。

その中には、人がやらなくてもよい作業があるかもしれません。

ユウタ|ひとり総務×AI業務改善

中小製造業で総務・管理業務に携わりながら、Googleスプレッドシート、Googleフォーム、GAS、生成AIを活用した業務改善に取り組んでいます。
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