自動化ツールの制作を頼む前に|納品するもの・しないもの

自動化ツールの制作を頼む前に|納品するもの・しないもの

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IT・テクノロジー
毎日・毎週くり返している作業を、動くツールにしてお渡しする出品(「Python・GASで動く自動化ツールを納品します」)をご検討中の方に向けて、出品ページの文字数では書ききれなかったことをまとめました。

ツールの制作は、診断や相談と違って「何を納品するか」の認識がずれると、あとから取り返しがつきにくい種類のご依頼です。特に「やらないこと」を先に読んでいただくと、ご購入後に「思っていたのと違う」となることを防げます。購入前の判断材料としてお使いください。



■ 1. この出品でやること


いま人の手でくり返している作業を、Python のスクリプト、または Google Apps Script(GAS)で動くツールにして、運用できる状態でお渡しします。

たとえば、こんなご依頼をお受けしています。
・複数の表計算ファイルやスプレッドシートを集計して、決まった形の資料を作る
・Webサイトから決まった情報を定期的に集めて、表にまとめる
・電子連絡等で届く申込・注文を、自動で一覧へ書き出す
・スプレッドシートの内容から、請求書や報告書を自動で作る
・決まった時刻に処理を走らせ、結果を通知する

お渡しするものは3つです。

【1. 動くツール一式】
Python のスクリプト、または Google Apps Script です。どちらで作るかは、お使いの環境と作業の中身を伺ったうえでご提案します。Google のサービスの中で完結する作業なら GAS、PCの中のファイルを扱う作業や処理が重い作業なら Python、というのがおおよその目安です。

【2. 運用マニュアル】
起動の仕方、設定の変え方、エラーが出たときの見方を、画面つきで書きます。「作った人がいないと動かせない」状態にしないためのものです。プログラムを読めない方が、マニュアルだけで日々の運用を回せることを基準にしています。

【3. 動作確認の記録】
実際のデータ(またはそれに近いサンプル)で動かした結果を、スクリーンショットつきでお渡しします。「動くはずです」ではなく「こう動きました」をお見せするためのものです。

この出品のいちばんの特徴は、相談やアドバイスで終わらず、動くものを納品することです。そのかわり、何を作るかを着手前にきちんと決めさせていただきます。それが次の「やらないこと」につながります。



■ 2. この出品でやらないこと


ここがこの記事でいちばんお伝えしたい部分です。

【仕様が決まらないままの着手】
「とりあえず作ってみて、見ながら考えたい」というご依頼は、この出品ではお受けしていません。何を受け取り、何を処理して、何を出すのか——ここを先に文章で決めてから着手します。仕様が曖昧なまま作り始めると、作り直しが増え、結果としてお客様の費用と時間が膨らむためです。
何を作ればよいのか自体がまだ決まっていない場合は、先に診断の出品(業務自動化・生成AI診断)をご利用いただくほうが、結果的に早く安く済むことが多いです。

【動作を確認しないままの納品】
納品前に、実際のデータで動かして確認します。動かないものは納品しません。制作の過程で生成AIを道具として使うことはありますが、その出力をそのままお渡しすることはありません。動かして、結果を記録して、中身を読める形に整えてからお渡しします。

【表示価格のまま、規模を問わずお受けすること】
表示価格は「処理が1本で、入力と出力がはっきりしている」場合の基本料金です。処理が複数ある、外部サービスとつなぐ、決まった時刻に自動で動かしたい、といった場合は、有料オプションで積み上げた金額をご提示します。ご購入前に作業の内容をお知らせいただき、仕様と料金にご納得いただいてからご購入ください。

【常時稼働のサーバーの構築、スマホアプリの制作】
お渡しするのは、お客様のPCや Google アカウントの中で動くツールです。サーバーを借りて常に動かし続ける仕組みの構築や、スマートフォン向けアプリの制作は、この出品の範囲外です。

【有料サービスの契約代行、利用料の負担】
ツールが外部の有料サービス(AIのAPIなど)を使う場合、そのサービスのご契約はお客様名義で行っていただき、利用料もお客様のご負担になります。どのサービスに、どのくらいの費用がかかりそうかは、仕様をご提示する段階でお伝えします。

【利用規約で自動取得が禁止されているサイトからの情報収集】
Webサイトから情報を集めるツールは作れますが、そのサイトの利用規約が自動での取得を禁止している場合はお受けできません。ご依頼の段階で規約を確認し、禁止されていれば別の方法(公式に提供されている連携手段など)がないかを一緒に探します。

【二段階認証を回避する必要があるログインの自動化】
セキュリティのための仕組みをすり抜ける作り方はしません。ログインが必要なサービスを扱う場合は、そのサービスが公式に用意している連携の方法を使います。

【著作権や利用規約に反する内容の実装】
他者の著作物を無断で複製・加工する処理や、サービスの規約に反する使い方をするツールは作りません。

【削減できる時間や効果を数値で約束すること】
「これで毎月◯時間が浮きます」といった約束はしません。実際に減る時間は、扱うデータの量、例外の多さ、運用する方の慣れに左右されるためです。

【納品後の仕様変更・機能追加を無償でお受けすること】
納品後2週間は、「仕様どおりに動かないところ」の修正を無償でお受けします。一方、「ここも自動化したい」「出力の形を変えたい」といった仕様の変更や機能の追加は、あらためてお見積りいたします。どちらに当たるかは、着手前に決めた仕様を基準に判断します。仕様を文章で残すのは、この線引きをお互いに迷わないようにするためでもあります。

【ココナラの外でのやり取り】
ご相談から納品、納品後の修正まで、すべてココナラのメッセージとトークルームの中で行います。外部サービスでの連絡や、ココナラを通さない直接のお取引はお受けしていません。



■ 3. 進め方(ご相談から納品まで)


1. 購入前のご相談(無料)
まず作業の内容をお知らせください。「毎週こういう作業をしていて、こういう形にしたい」という数行で構いません。対応できるかどうかと、おおよその金額をお返しします。

2. 仕様と料金のご提示
伺った内容をもとに、ツールが「何を受け取り、何をして、何を出すか」を文章にまとめ、料金とお届け日数と一緒にご提示します。ここでお見積りが確定します。気になる点があれば、この段階で遠慮なくご指摘ください。ここで詰めるほど、あとの作り直しが減ります。

3. ご購入と準備
ご納得いただけたら、ご購入ください。着手にあたって、次のものをご用意いただきます。
・実際のデータのサンプル(個人情報や取引先名は伏せて構いません)
・現在の作業手順(画面のスクリーンショットで十分です)
・ツールを動かす環境(Google アカウント、またはお使いのPC)

4. 制作と途中経過のご報告
仕様に沿って制作します。途中で確認したいことが出てきた場合や、区切りのよいところまで進んだ場合は、トークルームでご報告します。

5. 動作確認と納品
実際のデータで動かして確認し、ツール一式・運用マニュアル・動作確認の記録をお届けします。お届け日数は出品ページに記載のとおりです。お急ぎの場合は、有料オプションをご用意しています。

6. 納品後2週間の無償修正
お客様の環境で動かしてみて、仕様どおりに動かないところがあれば、納品後2週間は無償で修正します。より長い期間のサポートをご希望の場合は、延長の有料オプションをご用意しています。

やり取りはすべて文字で行います。専門用語で説明していただく必要はありません。作業の中身を、普段の言葉で教えてください。



■ 4. 事例(自分の運用から)


お客様の業務は守秘の対象なので、ここではすべて「自分で作って、自分で運用・保守しているもの」から紹介します。名前・URL・画面は載せていません。この出品と同じく「作って、動かし続けている」ものだけを選びました。

【事例1】電子書籍の制作工程を、スクリプトで組み立てた
これまでに電子書籍を8冊、月刊誌を3号出しています。原稿から出版用のファイルを作るまでの工程のうち、体裁を整える、ファイルを書き出す、出したものを記録に残す、といった部分をスクリプトにしています。
作るときに決めたのは「同じ原稿を入れたら、毎回同じものが出てくる」ことでした。手作業では、そのときの注意力しだいで仕上がりが揺れます。ツールにする価値のある工程は、この「毎回同じであってほしい」工程です。逆に、何を書くか、読んでどう直すかはツールにしていません。

【事例2】週に1回、決まった時刻に動いて、必要なときだけ知らせる仕組み
運用している8つのWebサイト環境について、使っているソフトウェアのバージョンと、公開されている脆弱性の情報を毎週自動で突き合わせ、影響のあるものだけが手元に届くようにしています。
「決まった時刻に処理を走らせ、結果を通知する」というご依頼は、この仕組みと同じ形です。作ってみて分かったのは、通知の出し方がいちばん大事だということでした。毎回すべてを知らせると、そのうち誰も読まなくなります。「何を知らせて、何を知らせないか」は、仕様を決める段階でご一緒に決めます。

【事例3】1回動くことと、回り続けることは別物
自分の事業の日次業務を、ほとんど人手をかけずに回す仕組みを1年近く運用しています。やることの洗い出し、優先順位づけ、進捗の記録を、決まった手順で毎日動かしています。
長く動かして分かったのは、ツールは作った日よりも、3か月後に壊れるということです。入力のデータの形が少し変わる、使っているサービスの仕様が変わる、例外のデータが1件だけ混ざる。そのときに黙って間違った結果を出し続けるのではなく、止まって知らせるように作ることを基準にしています。運用マニュアルに「エラーが出たときの見方」を入れているのも、このためです。

【事例4】現場で毎日使われるシステムを、作って直し続けている
複数の店舗で毎日使われている業務システム(売上・顧客管理・掲示板・勤怠・予約・収支・分析など12機能)を開発し、保守しています。
使う方が毎日触るものなので、「作り手しか分からない」部分を残さないように書いています。中身が読める形で納品するのは、後から別の方が引き継げるようにするためです。また、保守を続けていると「仕様を先に決めておくことが、いちばんの手戻り防止になる」ことがよく分かります。この出品で着手前に仕様を文章にするのは、その経験からです。



■ 5. よくある質問(全文)


Q. プログラムの知識がなくても運用できますか?
A. はい。運用マニュアルをお付けし、起動の仕方・設定の変え方・エラーが出たときの見方まで、画面つきでご説明します。プログラムを読める必要はありません。
設定の変更が想定される項目(読み込むファイルの場所、通知先、処理の対象にする期間など)は、プログラムの中に埋め込まず、設定用のシートやファイルに分けて作ります。日々の変更は、そこを書き換えるだけで済むようにするためです。
マニュアルは、作った本人がいなくても回せるかどうかを基準に書いています。社内で担当の方が替わるときの引き継ぎ資料としてもお使いいただけます。

Q. AIが書いたコードをそのまま渡されるのではないかと不安です。
A. そのご不安はもっともだと思います。制作の過程で生成AIを道具として使うことはありますが、その出力をそのままお渡しすることはありません。
納品前に実際のデータで動かして確認し、動作確認の記録をお付けしています。動かないものは納品しません。
また、中身が読める形で書き、何をしている処理なのかが分かるように整えてからお渡しします。後から別の方が引き継いだり、手を入れたりすることもできます。「誰にも読めないけれど、なぜか動いている」という状態のツールは、壊れたときに直せないためです。

Q. 途中で「やっぱりこうしたい」となった場合はどうなりますか?
A. 着手前に仕様と料金を確定させる進め方にしているので、まずは着手前のご相談で詰めさせてください。
着手後の変更は、内容によってはあらためてお見積りになりますが、軽微なもの(出力する列の順番、ファイル名の付け方など)はその場で調整します。
実際に動くものを見て初めて気づくこともあると思います。その場合は、いまの仕様のまま一度納品を終えて、追加分を別にご相談いただく形のほうが、費用も日数も読みやすくなることが多いです。どちらがよいかは、その時点でご提案します。

Q. 表示価格で、どこまで作ってもらえますか?
A. 表示価格は、処理が1本で、入力と出力がはっきりしている場合の基本料金です。たとえば「決まった形のファイルを読み込んで、集計して、決まった形の表を出す」くらいの規模です。
処理が複数ある場合、外部サービス(スプレッドシート、チャットツール、電子連絡等)とつなぐ場合、決まった時刻に自動で動かしたい場合は、有料オプションで追加します。
表示価格で収まるかどうかは、購入前のご相談で無料でお返しします。作業の内容をお知らせいただいてからご購入いただくようお願いしているのは、このためです。

Q. 何を自動化すればよいのか、まだはっきりしていません。
A. その段階でしたら、先に診断の出品(業務自動化・生成AI診断)をご利用いただくことをおすすめします。
作業を工程に分解して、どこを機械に任せられるか、どこから手をつけると効果が大きいかを書面でお返しする出品です。診断書には概算の工数も書きますので、そこで決まったものを、この出品で作る流れになります。
もちろん、診断を経ずにこの出品へ直接ご相談いただいても構いません。作りたいものがはっきりしている場合は、こちらのほうが早いです。

Q. どんな環境で動くツールになりますか?
A. お客様のPC、または Google アカウントの中で動くものをお作りします。
Google のスプレッドシートやドライブの中で完結する作業なら Google Apps Script で作ることが多く、この場合は新しいソフトを入れる必要がありません。PCの中のファイルを扱う作業や、処理が重い作業なら Python で作ります。Python の場合、動かすための準備の手順もマニュアルに含めます。
どちらがよいかは、お使いの環境と作業の中身を伺ってからご提案します。

Q. 生成AIを組み込んだツールも作れますか?
A. はい、ご相談いただけます。文章を読んで分類する、要点をまとめる、定型の文面の下書きを作る、といった工程には生成AIが向いています。
ただし、生成AIの利用料はお客様のご負担になり、ご契約もお客様名義で行っていただきます。また、決まった形のデータを転記・集計するような工程は、生成AIを使わないほうが速く、安く、結果もぶれません。「AIを使うこと」を目的にせず、工程ごとに向いているやり方で作ります。

Q. 納品後、しばらくして動かなくなったらどうなりますか?
A. 納品後2週間は、仕様どおりに動かないところの修正を無償でお受けします。それ以降のサポートをご希望の場合は、延長の有料オプション(最長3か月)をご用意しています。
動かなくなる原因でいちばん多いのは、入力するデータの形が変わること、使っている外部サービスの仕様が変わることです。そうしたときに黙って間違った結果を出すのではなく、止まってエラーを知らせるように作り、マニュアルにエラーの見方を書いています。まずはマニュアルで原因の見当がつけられるようにしてあります。

Q. 業務の情報や個人情報を扱っても大丈夫ですか?
A. 秘密保持契約(NDA)に対応しています。ご希望の場合はご購入前にお知らせください。
制作の段階でお預かりするデータは、個人情報や取引先名を伏せたサンプルで構いません。実際の運用ではお客様の環境の中でツールを動かしていただくので、本番のデータをこちらにお送りいただく必要がない作り方を基本にしています。
いただいた情報は、制作以外の目的には使用しません。

Q. 納品されたツールは、自由に改造してもよいですか?
A. はい。お客様の業務でお使いいただくためのものなので、社内で手を加えていただいて構いません。そのために中身が読める形で書いています。
なお、お客様側で手を加えた部分が原因で動かなくなった場合は、無償修正の対象外になります。その場合も、ご相談いただければ有償でお受けできます。



■ 6. ご依頼はこちらから


ここまで読んで「自分の作業もツールにできそうだ」と思われた方は、下の出品ページからご相談ください。
表示価格で収まるかどうか分からない場合も、まずは作業の内容を数行お知らせいただければ、対応できるかどうかと、おおよその金額をお返しします。


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