ブランディングって「主語」を取り戻すことだと思う

記事
ビジネス・マーケティング


「ブランディング」と聞くと、多くの人はまず「かっこいい言葉」や「洗練されたデザイン」、さらには「SNS映えする投稿」などを思い浮かべるのではないでしょうか。

実際、企業や広報担当者の間でも「どう見られるか」「どう魅せるか」という外見やイメージづくりに意識が向きがちです。

しかし、そんな外見だけに注目すると、どこか空虚で「中身がない」と感じるブランドになってしまうこともあります。

では、なぜそう感じるのでしょうか?

主語がない言葉は、誰にも届かない

その理由の一つは、ブランディングの「主語」が抜けているからです。

たとえば、「挑戦できる会社です」「チームで協力しています」といった表現は、とてもポジティブで理想的に聞こえます。

しかし、よく考えると「誰が」挑戦し、「どうして」協力しているのか。「何のために」そうしているのかが曖昧です。

主語のない言葉は、誰の言葉でもなくなり、読んだ人の心に響きにくいのです。

「主語」を取り戻すと、言葉が変わる

前の章で述べたように、主語がない言葉は、誰の話かが分からず、伝わりにくいものです。

では、主語を付けてみるとどうなるでしょうか?

自然と「誰が」「何を」「どうした」といった情報まで含めたくなりませんか?
人によっては、「何のために」を付け加えることでしょう。

その理由は、主語を明確にすることで、その言葉に責任感と具体性が宿るからです。

たとえば、

    「挑戦できる環境です」

という言葉に主語を付けると、

    「私は入社1年目で、新しいプロジェクトに挑戦しました」

となります。

「自分が何をしたか」という主語と行動がはっきりしたら、言葉に現実味が帯びて、責任の所在が明確になります。

その結果、言葉に信頼感が生まれ、読み手の共感を呼びやすくなるのです。

ブランディングとは、“意味”の再編集

ブランドとは、単なる見た目やイメージではなく、企業の存在意義や価値観を表現するものです。

だからこそ、抽象的なスローガンやビジョンを並べるだけでは不十分で、実際に働く人の声や体験を通じて「らしさ」を語ることが欠かせません。

個々の「私たち」「私は」という主語が見える言葉の積み重ねこそが、リアルなブランドを形づくっていくのです。

「誰の言葉か」で、ブランドの手触りは変わる

ブランドの強さは、見た目のかっこよさに依存しません。

「誰の言葉で」「何を伝えているのか」という主体性があって初めて、ブランドには手触りが生まれます。

伝え方を変える前に、まずは主語を取り戻してみましょう。

自分たちの言葉で語り始めたとき、ブランドは育ち始めます。

もし、そんな言葉を一緒に探したいと思ったら、ぜひお声がけください。

サービス数40万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す ココナラコンテンツマーケット ノウハウ記事・テンプレート・デザイン素材はこちら