”書く”前に“聴く”を大事にする理由

”書く”前に“聴く”を大事にする理由

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コラム
私は“まず聴く”ことにこだわっています。
それは、伝えるべき言葉は、すでに相手の中にあると信じているからです。

書くことが得意じゃない人ばかりではない

「文章をお願いしたいんですけど、なにをどう伝えたらいいのか、実はよく分からなくて……」

そんなご相談をいただくことがよくあります。

広報やブランディングに携わっている方は、決して“何も持っていない”わけではありません。

むしろ、伝えたいことや想いはたくさんあります。

ただ、それを「どう言葉にしたらいいのか」「誰に向けて何を言うべきか」で悩まれている。

私は、そうした方々と一緒に言葉を紡ぐ“伴走者”でありたいと思っています。

言葉は、すでにあなたの中にある

会話の中で出てくる何気ない一言に、その人らしさがにじみ出ていることがあります。

感情や想い、考えを“うまく説明できないだけ”で、本当はたくさんの言葉がその人の中にはあるんです。

そして、言葉にならないまま、本人さえ意識していない「その人の哲学」のようなもの。

仕事の根っこにある信念や、何気ない判断の背景にある価値観――

そういった“言葉になる前の想い”を、私はとても大切にしています。

それらを対話の中で見つけ出し、形にしていくこと。

それが、私の役割のひとつだと思っています。

正確に伝えるために、まず聴く

だから私は、まず“聴く”ことを大切にしています。

一方的なヒアリングではなく、会話の中でゆっくり言葉を引き出していくのです。

表現に迷うときも、途中で言い直しても、構いません。

その揺れの中にこそ、その人の「リアルな言葉」があると感じています。

寄り添いながら、言葉になるまで一緒にたどっていく。

そんな時間を、私はとても大事にしています。

うまく話せないことにも意味がある

「うまく話せないから、取材とか苦手で……」という方もいらっしゃいます。

でも私は、そういう“たどたどしさ”の中にこそ、その人の魅力があると思っています。

飾らない言葉には、力があります。

そして、話すうちに自分でも気づいていなかった想いや記憶に出会い、「こんなふうに考えていたんだ」と、ご自身がハッとする瞬間が訪れるときもありあます。

それがまた、文章の力になるのだと思います。

書くことは、聴くことの先にある

プレスリリースでもnote記事でも、伝える言葉は「相手の中にあるもの」から始まります。

それを一緒に掘り起こす時間を、とても大切にしています。

だから私は、すぐに書き始めたりはしません。

まず、あなたの言葉をじっくり聴かせてください。


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