1件のミスで3日落ち込んだ僕が、それでも正確さにこだわる理由

1件のミスで3日落ち込んだ僕が、それでも正確さにこだわる理由

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ビジネス・マーケティング
「なんでこんな細かいことで、こんなに時間を使ってるんだろう」

送信ボタンの前で表を3回見直しながら、昔の僕はよくそう思ってました。早く終わらせたい。でも1件間違えたら、結局もっと時間がかかる。それが分かっているのに、確認の時間だけがもったいなく感じていたんですよね。

先に要点を書くと、今の僕は速さより先に「間違えない形」を作る方が大事だと思ってます。派手な話じゃありません。でも事務作業って、そこが全部だなと。

正直、最初は正確さへのこだわりが重かった


正直に書くと、最初は正確さが嫌いでした。

数字を1つ合わせるために何度も見返す。名前の表記が揃っているかを確認する。そういう作業は、地味で、終わりが見えにくい。早く終わった方が評価されそうな気がして、確認を短くしたくなる日もありました。

で、そういう日に限ってミスが出るんですよね。たった1件の入力ミスなのに、後から探すのに30分以上かかったことがあります。直すのは一瞬なのに、どこで間違えたのかを追う時間の方がずっと長い。3日くらい引きずりました。情けない話ですけど、本当です。

人材紹介の管理を2年やって、ミスの響き方を知った


前職で人材紹介の管理まわりを2年やっていた頃、顧客リストの整理やKPI集計を担当していました。

あの仕事で学んだのは、ミスはその場で終わらない、ということです。リストの1行がずれていると、その後の集計が全部ずれる。集計がずれると、判断に使う数字まで変わってしまう。

ミスは1件でも、響くのはその先の全部だった。

だから途中から、集計は手作業で毎回作り直すのをやめて、スプレッドシートやExcelで自動で集計できる形に変えていきました。人間が毎回触る回数を減らせば、間違える回数も減る。当たり前のことなのに、やってみるまで気づかなかったんです。

速くなったのは結果で、先にあったのは「間違えないようにしたい」だったと思います。

ヘルプデスクで見た、相手の時間を守るという感覚


その後、ITサポート・ヘルプデスクの仕事も経験しました。問い合わせに答える側に回って、また少し見え方が変わりましたね。

相手は困って連絡してきているので、こちらの案内が1つ曖昧だと、相手はもう1回確認し直すことになる。正確に伝えることは、丁寧さというより、相手の時間を奪わないことなんだなと感じました。

事務作業も同じだと思ってます。僕が表の1件を確認する数十秒を惜しむと、受け取った側が何分もかけて確認し直すことになる。正確さって、自分のためじゃなくて渡す相手のためのものなんですよね。

今の僕がやっているチェックは、この3つだけ


偉そうなことを書きましたが、今やっているチェックはシンプルです。

1つ目は、終わった直後に全体を1回だけ流し見ること。細部に入る前に、抜けや重複がないかを見る段階です。

2つ目は、数字と名前だけを分けて確認すること。数字は数字だけで、名前は名前だけで見ると、間違いに気づきやすい。

3つ目は、渡す前に「受け取った人はどこで止まるか」を考えること。ここが一番大事かもしれません。自分が分かる書き方ではなく、相手がそのまま使える形になっているか。そこを見ます。

この3つをやっても、ミスがゼロになるとはまだ言えません。正直、そこは今も怖いところです。ただ、怖さがあるからこそ、確認の手を止めないでいられるのかもしれないな、とも思います。

まとめ:速さは、正確さの後についてくる


今は個人で、システム開発やセキュリティに関わる仕事をしながら、事務まわりの作業も受けています。分野は変わっても、正確さへのこだわり方は変わりませんでした。

速く終わらせること自体は、悪いことじゃないと思ってます。ただ僕の場合、速さは正確さの後についてくるもので、先に持ってくるとだいたい遠回りになる。

あなたの仕事にも、つい確認を飛ばしたくなる瞬間、ありませんか? 僕は今でもあります。そのたびに、あの3日落ち込んだ時のことを思い出すようにしてます。
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