記憶喪失2

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コラム
救急隊員:「では、ご主人、この人は誰かわかりますかー」



僕:「えっと、・・・この人は・・・誰ですか?」



救急隊員:「では、ご主人、この子は誰かわかりますかー」



僕:「えっと、・・・この子は・・・誰ですか?」

・・・

嫁と息子だった。
僕は、自分に関するすべての記憶を失っていた。


嫁は泣きじゃくる息子を抱え怯えながら、
救急隊員の人の質問に答えていた。


僕は、担架に乗せられた。

その後も色々と質問を受けるが、
自分に関することが全く思い出せない。

しかし、何も思い出せないが、その時はなぜか落ち着いていた。
今思うと、恐らく助かったことによる安堵だったのではと思う。
まっ黒だった世界にいたので、そこから出られたので安心したのだろう。


その後、近くの脳神経外科病院に搬送され、すぐに色々な検査が始まった。
血液検査、CT、MRI、脳波、心電図など色々な検査を受けた。


診断名は「真性てんかん」


先生曰く、色々と検査をしてみたが原因が不明なので、
とりあえず病名を付けたと言っていた。
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