優しい人と思いやりのある人、その違いに気づけていますか?
「優しい人」と「思いやりのある人」。
このふたつ、似ているようで実はまったく違う意味を持っています。
昨日、私が親しくしている著者でありリアライフカウンセラーの藤本シゲユキさんのYouTubeチャンネル「だまされない女のつくり方」で、このテーマが取り上げられていました。私はその動画を見て、思わず「なるほど」と深く頷いてしまったのです。
藤本さんは恋愛を切り口にしていますが、人間関係全般に通じる本質を語っていました。私自身も編集者としてたくさんの著者と関わり、また数多くの本に触れてきましたが、この「優しさ」と「思いやり」の違いを理解することは、人生を心地よく生きるために欠かせないと感じています。
優しい人=言葉で寄り添う人
優しい人とは、言葉で相手に寄り添う人です。
「何かあったら言ってね」
「できることがあれば手伝うよ」
そう声をかけてくれる人は、確かに優しい人です。
ですが、よく考えてみてください。
例えば会社で、上司が「困ったらすぐ連絡して」と言い残し、誰よりも早く自分だけ退社していく。言葉としては優しいですが、受け取る側はどこかモヤモヤするのではないでしょうか。
優しい言葉は一見ありがたいですが、その場限りの響きにとどまることも多いのです。
思いやりのある人=行動で示す人
一方で、思いやりのある人は「言葉」だけで終わりません。
困っている人に気づけば、黙ってでも具体的な行動を起こします。
・仕事が遅れている同僚に「手伝うよ」と言って、本当に資料作りを手伝う
・落ち込んでいる友人に気づいて、さりげなく食事に誘う
・パートナーの体調が悪そうなら、何も言われなくても家事を代わる
こうした行動は「言葉」以上に相手の心を動かします。
思いやりとは、相手を想う気持ちを「形」に変えることなのです。
人間関係、特に友人関係や恋愛、夫婦関係において関係を長く円満に維持できるのは、間違いなく「思いやりのある人」だと思います。
信用を生むのは、言葉ではなく行動
私は編集者として、これまで数多くの本を世に送り出してきました。
その過程で痛感しているのは「アウトプットの重要性」です。
本を読むだけで知識を得たつもりになっても、それを行動に移さなければ成長はありません。むしろ、知識を外に出すことで初めて「血肉」になるのです。
思いやりも同じです。
「優しい言葉」だけでは相手の心は動かせません。
行動というアウトプットを伴ってこそ、信用を得ることができます。
そしてその信用こそが、人との関係を強く、長くしてくれるのだと思います。
自分に問いかけてみる
ここで、あなたに問いかけたいことがあります。
あなたは「優しい人」で満足していますか?
それとも「思いやりのある人」を目指していますか?
私自身も、気づけば「言葉だけ」で終わってしまうことがあります。
例えば、忙しそうな同僚に「大丈夫?」と声をかけるものの、実際には何も助けていない。
家庭でも「無理しないでね」と言うけれど、具体的に負担を減らす行動をしていない。
正直に言えば、思いやりがあるとは言い難い瞬間は少なくありません。
でも、その気づきこそがスタートラインです。
「言葉で終わらず行動に移す」
その小さな一歩を意識するだけで、関係性は少しずつ変わっていきます。
思いやりが人生をゴキゲンにする
最後に。
思いやりを持って行動することは、相手を喜ばせるだけでなく、自分自身を心地よくしてくれます。
「誰かの役に立てた」という実感は、自己肯定感を大きく高めます。
その積み重ねが、自分の存在をゴキゲンにし、毎日を楽しくしてくれるのです。
だからこそ、私は「優しい人」ではなく「思いやりのある人」でありたいと思います。
あなたはどうでしょうか?
ぜひ一度、自分の言動を振り返ってみてください。