【コミュニケーション・スキル④】疑問・質問がコミュニケーションを発展させる
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①何でもうのみにするとそこでおしまいになる
その道の「第一人者」とか「専門家」とか、いわゆる「権威」のある人の話を聞くと、そのまま「そうか」と思ってしまう人がいますが、それだと聞く方も話す方もそれ以上の発展がありません。「本当にそうなのか?」「これはどういうことだろう?」「これは間違っているんじゃないか?」などと感じつつ、考えつつ、「質問」をすることが大切になってきます。実は「コミュニケーションの達人」「会話の達人」と言われる人は「質問の名人」でもあるのです。単なる「聞き役」なら一方的に話を聞くだけですが、「聞き上手」はいくらでも話が発展していく術(すべ)を知っている人であり、そのカギは「質問上手」にあると言ってもよいでしょう。
例えば、高校中退した人が16歳でアメリカの大学に入学したとします(実際にいます)。この話を聞いた時にすぐに浮かぶのは、「えー、何で高校中退してそのままアメリカの大学に行けるの?」「16歳っていったら、アメリカ人だって飛び入学じゃん!その人、そんなに優秀なの?」といった疑問でしょう。早速、質問するわけです。すると、「あー、大検(現高卒認定)受けたのか」「コンディショナル・スチューデント(条件付学生)という制度があるのか」といったことが分かります。すると、次の疑問が「大検(高卒認定)って海外でも通用するの?」「誰でもコンディショナル・スチューデントになれるの?」という風に出てくるので、どんどん質問です。「おー、文部科学省に言えば、英文証明書を発行してくれるのか」「アメリカでも東部・中部・西部と違いがあって、特にカリフォルニア州とかはいろいろと実験的な試みをしているのか」といったことが分かってきます。すると、「アメリカに限らず、イギリスでもカナダでもオーストラリアでも条件は同じなのか?」とか「大学受験の手続きは一体どういう流れになるんだ?」とか疑問が疑問を呼び、次から次へと質問が生れてきます。「それで?それで?」と興味津々、目を輝かせながら、質問を重ねていけば、答える方も自分の経験や見聞、知識の全てを総動員して喜んで答えてくれるでしょう。これはお金では買えない貴重なプレゼントをいただいていると言ってもいいかもしれません。