運がつく言葉⑥:「虎穴に入らずんば、虎児を得ず」
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これは『漢書』の著者として有名な後漢の班固の弟・班超の言葉です。彼は西域に派遣された時、突然の待遇の変化から北方の強敵匈奴の使者がやって来たことを見抜いて、この言葉を言って部下を激励するや、匈奴の使節一行に夜襲をかけ、数倍の敵を全滅させたと言います(『後漢書』班超伝)。英語ではNothing ventured, nothing gained (あるいはwon).と言うところです。
大体、夢や理想を語ることだけなら簡単ですが、それが高いものであればあるほど、実現するためには犠牲が必要だということを知らなければなりません。元々優秀な人なら別ですが、一般的な人にとっては東大・早稲田・慶応に行きたい、医学部に行きたい、弁護士になりたいなどなどといった目標実現のために、時間、労力、お金などの犠牲を払うことなくして、それらがポンと現実化するはずもありません。「時」をつかむのは「決断」ですが、さらに「犠牲」を払う「決意」が必要であるということです(この2つは「熟慮断行」の「断」と「行」の部分です)。逆に言えば、「決断」と「決意」があれば、今の自分を超えた「運」が引き寄せられ、高い夢や目標も現実化する道が開かれるということです。