運がつく言葉⑤:「鉄は熱いうちに打て」

記事
学び
 英語ではStrike while the iron is hot.と言い、日本のことわざでは「思い立ったが吉日」とも表現しますが、「やってみよう」と思った時がその人にとっての「時」だということです。「直観」が「自分にとっての時」を教えているにもかかわらず、あれこれ言い訳や先延ばしの理由を考えては、すぐに行動に移さず、ぐずぐずといたずらに時を過ごしていると、「時」そのものが流れてしまうということです。ユダヤのことわざに「暇な時に学ぼうと言ってはならない、恐らくあなたは暇を持つことはないであろう」とある通りです。
 もちろん、「決断」するということは「過去の自分との決別」を意味するので、おそれや恐怖、不安が伴うものです。「昨日と変わらない今日が続くこと」(これを「伝統主義」と言い、ここからは「革新的進歩」は生じません)に人は安心を覚えるものですが、「受験」「入学」「就職」「結婚」なども全て「決断」であり、過去の単なる延長にはないわけですから、「決断」出来ない人は極論すれば「永遠に子供」でいるようなものです(これを心理学では「ピーターパン=シンドローム」と言います)。たとえ小さいものであっても、「決断」を重ねていくことは、間違いなく自分の成長に直結していくものなのです。
 シーザー(西洋近代前史における軍事的天才と言えば、アレクサンドロス大王、シーザー、ナポレオンの3人がまず挙げられるでしょう)も「骰子(さい)は投げられた」と言って、元老院に命じられた軍隊を解散せずにルビコン川(イタリアとガリアの国境を流れる川)を渡り、数百年に及ぶ共和政の伝統に終止符を打ち、ローマ帝国という全く新しい社会システムへの道を切り開きました(実現させたのは彼の後継者オクタビアヌスです)。シーザーほどでなくとも、誰にも「私のルビコン川」を渡らなければならない「時」があるというのです。
サービス数40万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す