面接であれ、論文であれ、プレゼンテーションの場である以上、「私を入れた方がいいですよ。その方がお得ですよ」という気持ちを持って臨むべきですが、常に必要なのは「自己の客観評価」であり、「評価する側の視点」を持つことです。具体的には「自分が試験官・採用担当者だったらこの人を採りたいか」という観点を持つことであり、「自分が自分を面接した場合、あるいは自分の論文を読んだ場合、果たして合格を出すだろうか」ということです。そのためには「自己分析」「自己認識」を深めざるを得ず、これなくして表面的な仕上げ(面接の基本ルール、文章表記の基本ルールの確認・徹底)だけしていても(これは受験生である以上、「出来て当然」のレベルです)、何のインパクトも生まれてきません(無難な面接、そこそこの論文で終わってしまいます)。面接練習や論文作成をいくら回数を重ねてもなかなか伸びないケースは、この視点が欠けている場合が多いのです。結局、自分が語る一言が、それを読んだり聞いたりしている相手の心にどのような波紋をもたらすか、客観的に把握できるようにならなければないのであり、「相手の目に自分はどう映るか」を知らずして、「人の心をつかむ」ことはできないのです。逆に面接や小論文の訓練を通じて、自己表現が上手になってくると、あらゆる人間関係に自信がついてきます。
【セールスの極地】
全米ナンバーワンのセールスマンに対して、インタビューした有名なテレビ司会者が疑り深そうに聞いたことがあります。
「本当に何でも売ることが出来るんですか?」「売れますよ。」
「じゃあ、私にこの灰皿を売ってみて下さい。」「いいですよ、いくらだったら買います?」
「そうだな、1ドルぐらいかな。」「ダン!(契約成立)」(これは自己を「売り込む」というより、相手に合わせて「買わせる」ケースです。)