評価される人とそうでない人④:教員採用試験編
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「教員採用等の改善について(通知)」(平成8年4月25日)において、「筆記試験の成績を重視するよりも人物評価重視の方向に採用選考の在り方を一層移行」させ、「知識の量や記憶力の良い者のみが合格しやすいものとならないように配慮し、教育者としての使命感、豊かな体験に裏打ちされた指導力など受験者の資質能力を多面的に評価するよう人物重視の観点」に立つことを明示しており、その後の答申でもこの方針を引き継いでいます。
【試験会場での全てを評価対象に】
各都道府県教育委員会によって違いもありますが、学力試験である1次試験で合格者には得点をいったんリセットし、人物試験である2次試験で最終評価を下すケースが多いです(1次+2次の合算による総合評価としないということです)。したがって、有名大学出身者でもどんどん落ちるという結果も生まれてきますが、実は試験担当者と採用担当者を分けて、試験担当者の評価が結果とどう結びつくか分からないようにした上で、試験会場の門をくぐった所から外に出るまでの中で気づいた点を全て報告させている所もあるぐらいです。具体的には廊下でうろうろしている受験生に対して、「どうしたんですか?」と聞いた時、「いや、ちょっと・・・」とはっきりしない返事をした場合、その後の挙動を見た上で、「ああ、トイレを探していたのか」と見極め、受験生が机を戻ってきたところを見計らって受験番号を確認し、マイナス評価(ちゃんとした応対が出来ていない)を報告することすら行われています。試験担当者に対しても「教員1人雇えば、年間経費で1,000万円かかる。それだけあれば臨時採用が100人雇えるんだ。お前達の目に1,000万円がかかっているんだぞ!」というプレッシャーをかけているケースもあるのです。