人の「生きる」に手が届く人でありたい。現場に戻って思い出したこと

人の「生きる」に手が届く人でありたい。現場に戻って思い出したこと

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コラム
最近、週3回、デイサービスで働き始めました。

まだ数日しか働いていません。

正直、一日の流れについていくだけで精いっぱいです。

それでも、現場に戻って早くも一つ思い出したことがあります。

看護師って、人が今日を生きて、明日を迎えるためのお手伝いをする仕事だったんだ。

そんなことです。


今回、私がデイサービスで働き始めたのには、いくつか理由があります。

もちろん、仕事なので収入を得るという理由もあります。

でも、それだけではありません。

しばらく現場から離れていた自分と、今の医療・介護の現場との間にどんなズレがあるのかを知りたかった。

デイサービスを利用する方が、どんなことに困っているのか。

そこで働くスタッフが、どんなことに悩んでいるのか。

それを、自分の目で見てみたいと思ったからです。

そして、もう一つ。

私自身、病気と付き合いながら生活しています。

これまで、

「多分これはできるだろう」

と思ってきたことはたくさんあります。

ただ、その「多分できる」を、

できること。

できないこと。

工夫すればできること。

そこまできちんと分けて考えてきませんでした。

だから今の自分の身体で、これまでやってきた仕事がどこまでできるのか。

それも、実際に現場に入って確かめてみたいと思いました。


そんな気持ちで働き始めて数日。

利用者さんを見ていると、本当にいろいろな方がいます。

自分からたくさん話しかけてくださる方。

静かに過ごしている方。

淡々と運動に取り組んでいる方。

一見すると、特に何も困っていないように見える方もいます。

でも、こちらから少し声をかけてみると、

「実はこんなことを頑張っている」

「今、こんなことで悩んでいる」

「こういうことがつらい」

そんな話をしてくださることがあります。

そのたびに思います。

目の前にいる一人ひとりに、自分には見えていない毎日があるんだな。

当たり前のことかもしれません。

でも、現場に戻ったことで、そのことをもう一度実感しました。


私は「頑張る」という言葉を聞くと、

何か新しいことに挑戦するとか、

大きな目標に向かって努力することを想像しがちでした。

でも、そうじゃない頑張り方もあります。

毎日をいつも通り過ごすこと。

それ自体が、大きな挑戦になっている人もいる。

食べたいものを我慢している人もいるかもしれない。

身体を動かすことを続けている人もいる。

薬を飲んだり、病院に通ったり。

誰にも見えないところで、不安と付き合っている人もいる。

そうやって、それぞれが今日を過ごしている。

そして、その人が明日を迎えるために、

少し声をかけたり、

話を聞いたり、

必要なことを一緒に考えたりする。

そんなふうに、

人の「生きる」に少し手を伸ばせること。

それが看護師という仕事の魅力の一つだったんだと、今回改めて思いました。

そして私自身、

そういう人の思いに手が届く人でありたいと思っていたことも、久しぶりに思い出しました。

もちろん、現場では人と接することだけをしていればいいわけではありません。

記録や書類をはじめ、やらなければならない仕事がたくさんあります。

今の私はまだ、仕事を覚えることで精いっぱいです。

なので、

「ここを変えればいい」

「こうすれば効率化できる」

と語れる段階ではありません。

まずは現場を知る。

仕事を知る。

人を知る。

その中で、

利用者さんと話せる時間をもう少し増やせないか。

スタッフ同士が話せる時間を作れないか。

人がやらなくてもいい作業を減らせないか。

そんなことが見えてきたら、一つずつ考えてみたいと思っています。

私自身、今は問題を整理したり、仕組みを改善したりする仕事もしています。

これまで看護師としてやってきたこと。

今、自分ができること。

そして、これから現場で見つけること。

それらがどうつながっていくのか。

まだ私にも分かりません。

今回は、働き始めて数日の現在地の報告です。

ただ一つ、

人の「生きる」に手が届く人でありたい。

その気持ちは、昔からあまり変わっていなかったんだなと思っています。

もし医療・介護・福祉の現場で、

「もっと利用者さんと関わりたいのに時間がない」

「この作業、もう少し何とかならないかな」

「こんなことで困っている」

ということがあれば、ぜひコメントで教えてください。

私も現場に入りながら、一つずつ考えてみたいと思っています。
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