デザインを頼む前に、なぜこんなに質問されるの?

記事
デザイン・イラスト
いつもありがとうございます。  
WEB・グラフィックデザイナーのノマキエデザインです。

デザインを依頼したとき、
「こんなにいろいろ聞かれるんだ……」
と思ったことはありませんか?

たとえば、
・何に使うのか  
・どこで使うのか  
・誰に見せるのか  
・どのサイズで使うのか  
・印刷会社は決まっているか  
・元データはあるか  
・写真やロゴは用意されているか  
・納品形式は何が必要か  
・いつまでに必要か  
など。

依頼する側からすると、
「作ってほしいものは伝えたのに、まだ聞くの?」
と感じることもあるかもしれません。

でも、この質問には理由があります。

デザインは、見た目を作る前に「何に使うのか」を整理しないと、完成してから使えないことがあるからです。

同じ「チラシ」でも、使い方で内容は変わる

たとえば、
「A4のチラシを作ってほしい」
というご依頼があったとします。

一見すると、必要な情報はそろっているように見えます。

でも実際には、
・店頭で手渡しするのか  
・ポスティングするのか  
・展示会で配るのか  
・FAXでも使うのか  
・PDFでメール送付するのか  
によって、作り方は変わります。

展示会で配るなら、歩きながら見ても内容が伝わる必要があります。

ポスティングなら、最初の数秒で興味を持ってもらえるかが重要です。

FAXでも使うなら、カラーで見たときだけ成立するデザインでは困ります。

つまり、

同じA4チラシでも、用途によって必要な情報量や優先順位が違う
ということです。

「誰に見せるか」も大事です


デザインでは、「何を載せるか」だけでなく、
「誰が見るのか」も重要です。

たとえば同じサービスでも、
・初めて知る人  
・すでに興味を持っている人  
・比較検討中の人  
・既存のお客様  
では、必要な情報が変わります。

初めて見る人には、まず
「これは何のサービスなのか」
が分からないと、その先を読んでもらえません。

一方で、すでに内容を知っている人には、
・料金  
・日程  
・申込方法  
・違い  
など、判断材料の方が重要になることもあります。

そのため、制作前には、
「誰に向けたものですか?」
と確認することがあります。

印刷会社を聞くのも、制作に必要だからです


印刷物の場合、
「どこの印刷会社を使いますか?」
と聞くことがあります。
これは営業上の興味ではなく、実務上の確認です。

印刷会社によって、
・仕上がりサイズ  
・塗り足し  
・安全域  
・カラーモード  
・解像度  
・テンプレート  
・入稿形式  
などの指定が異なることがあります。

見た目がきれいにできていても、入稿条件に合っていなければ、そのまま印刷できない場合があります。

そのため、
どこへ入稿するのかが分かっているなら、先に確認した方が手戻りが少ない
という考え方です。

「元データはありますか?」も作業量に関係します


たとえば、
「このロゴを少し直してほしい」
というご相談でも、
・Illustratorの元データがある  
・PDFしかない  
・PNGしかない  
・スマホのスクリーンショットしかない  
では、必要な作業が大きく変わります。

元データがあれば、一部を修正するだけで済む場合があります。
一方、画像しかない場合は、
・形を描き直す  
・文字を再現する  
・色を調べる  
・解像度を整える  
など、再構築が必要になることがあります。

同じ「ロゴ修正」でも、
手元に何があるかで、作業内容も見積もりも変わる
ということです。

納品形式も、先に分かると安心です


「完成した画像がほしい」
という言葉も、実はかなり幅があります。

用途によって、
・JPEG  
・PNG  
・PDF  
・Illustrator形式(.ai)  
・背景透過データ  
・印刷用CMYK  
・Web用RGB  
など、必要な形式が変わります。

たとえば、
「SNSに載せたい」
だけならPNGやJPEGで足りるかもしれません。
でも、
「今後、看板やユニフォームにも使いたい」
のであれば、最初からベクターデータを用意した方が使いやすい場合があります。

そのため、
「今どこで使うか」だけでなく、
「今後どこで使う可能性があるか」
まで確認することがあります。

納期も「完成日」だけでは決められません

印刷物の場合、
「○日までに必要です」
と聞いたら、その日を制作納期にするわけではありません。

実際には、

制作  
↓  
確認  
↓  
修正  
↓  
入稿  
↓  
印刷  
↓  
発送  
↓  
到着

という流れがあります。

たとえばイベント当日に必要なら、その数日前には印刷会社へ入稿しておく必要があります。

そのため、
「いつまでにデザインが必要ですか?」
ではなく、
「実際にいつ使いますか?」
と聞くことがあります。

急ぎ案件ほど、デザイン作業以外の時間も考えておかないと危険です。

質問が多いのは、完成後の「違った」を減らすため


私が制作前にいろいろ確認する理由は、
細かい条件を増やしたいからではありません。

むしろ、
・完成したけどサイズが違った  
・印刷会社へ入稿できなかった  
・欲しかったファイル形式ではなかった  
・ターゲットに合わなかった  
・文字が多すぎた  
・後から用途が追加されて作り直しになった  
といったことを、できるだけ減らすためです。

制作が進んでから大きく方向転換するより、

最初に少し確認する方が、結果的に早く、安く、使いやすいものになりやすい
と考えています。

うまく説明できなくても大丈夫です


ここまで読むと、
「そんなに細かく説明できない……」
と思う方もいるかもしれません。
でも、最初から全部整理して依頼する必要はありません。

たとえば、
「何を載せればいいか分からない」  
「印刷会社もまだ決まっていない」  
「このデータが使えるか分からない」  
「専門用語が分からない」
という状態でも大丈夫です。

分からない部分を確認しながら、
・決まっていること  
・まだ決まっていないこと  
・先に決める必要があること  
・後から決めてもいいこと  
を一緒に整理できます。

ノマキエデザインでは、完成した指示書だけでなく、
メモやラフ、途中段階の情報から整理していく制作
にも対応しています。

まとめ

デザインを依頼するときに、いろいろ質問されるのには理由があります。

確認しているのは、
・何に使うのか  
・誰に見せるのか  
・どこで使うのか  
・どんな素材があるのか  
・どの形式で納品するのか  
・いつまでに必要なのか  
といった、完成後に実際に使うための条件です。

見た目だけを先に作るのではなく、
使う場面を整理してから作る。

その方が、完成後の手戻りや認識違いを減らしやすくなります。

ノマキエデザインでは、

「まだ内容が整理できていない」  
「何を伝えればいいか分からない」

という段階からでもご相談いただけます。

質問しながら必要な情報を整理し、目的に合う形へ整えていきます。


サービス数40万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す