「今日も何もできなかった」
そんなふうに、自分を責めてしまう日ってありませんか。
私は今、3人の子どもを育てながら、フリーランスとして働いています。
夫は朝早く家を出て、帰ってくるのは夜遅く。土日休みでもないシフト制なので、日常の家事や育児はほぼワンオペです。
以前、こちらの記事でも「自分と向き合うこと」について書きました。
3年前、副業を始めたばかりの頃は、まさに毎晩のように自分を責めていました。
パートを3つ掛け持ちしながら、空いた時間は必死で勉強。
当時4歳だった長女とは、一緒に布団に入って寝かしつけてあげられない日が続いていて、晩ご飯もスーパーのお惣菜をそのまま出す日が、正直たくさんありました。
「今日もちゃんとできなかったな」
「もっと子どもとの時間を作らなあかんのに」
そんなふうに、できなかったことばかり数えていました。
なぜママって、自己肯定感が下がりやすいんだろう
子育て中って、不思議なくらい「できなかったこと」ばかり目につきませんか?
・手作りのご飯を出せなかった
・一緒に遊んであげられなかった
・イライラして怒ってしまった
・仕事も思うように進まなかった
そうやって、自分のできなかったことばかりを「引き算」してしまう。
それなのに、
・朝起きてご飯を用意した
・子どもを送り出した
・仕事をした
・洗濯した
・子どもの話を聞いた
そんな毎日当たり前にやっていることは、「できたこと」として数えていません。
当たり前すぎて、自分では気づいてないんです。
でも、あるとき私は気づきました。
自己肯定感を上げるために、もっと頑張ったり、できることを増やしたりしなくてもいいんじゃないかって。
私が気づいた「たった1つの考え方」。
それは、
「事実は変えられなくても、見方は変えられる」
ということでした。
今日は、この考え方に私自身が助けられた3つの出来事をお話しします。
1つ目|「当たり前」を書き出してみた
きっかけは、なんとなく人と話していたときのことでした。
自分の一日のスケジュールを、特に深く考えずに話していただけだったんです。
すると相手から、
「それ、めっちゃすごいですね。毎日そんなに忙しいのに、よくそんないろんなことできますね」と言われました。
正直、最初はピンときませんでした。
だって私にとっては、それが「普通の一日」だったから。
でも、ふと立ち止まって考えてみたら気づいたんです。
忙しいのが当たり前になりすぎて、自分がやっていることの量に、自分自身が一番気づけてなかったんやなって。
それで試しに、当時の自分がやっていたことを書き出してみました。
・お惣菜だったとしても、毎日ちゃんとご飯は食卓に並べてた
・一緒に布団には入れなくても、子どものそばにパソコンを持っていって、離れすぎないように工夫してた
・パートを3つ掛け持ちしながら、家計を支えてた
・保育園の送り迎えを毎日してた
・習い事の送迎も、自分でスケジュールを組んで回してた
・「イライラしてしまった」「寂しい思いをさせたかも」って、ちゃんと子どものことを気にかけてた
一つひとつは、当時の私からしたら「やって当たり前」のことでした。
でも、こうして並べてみたら、
私、けっこうようやってたんちゃう?って思えたんです。
「お惣菜しか出せなかった」という事実は変わりません。
でも、「お惣菜しか出せなかった私」
から、「忙しい中でも、ちゃんと子どもにご飯を食べさせていた私」
に見方を変えることはできる。
同じ事実でも、どこを見るかで、自分への評価はこんなに変わるんです。
2つ目|褒められた言葉を、そのまま受け取ってみた
「当たり前」に気づけたきっかけは、さっきの
「それ、めっちゃすごいですね」という何気ない一言でした。
でも実は、もしあのとき、
「いやいや、そんなことないです」
って流していたら、この気づきには出会えていなかったと思います。
褒めてもらったとき、つい否定してしまうことってありませんか?
私もそうでした。
でも、その日はたまたま、
「そう言ってもらえて嬉しいです」って、そのまま受け取ってみたんです。
すると、「自分では大したことないと思ってるけど、他の人から見たら違うんかな?」って、今までとは違う見方ができました。
自分一人で見ている自分が、すべてじゃない。
誰かが見つけてくれた自分の良さを、いったんそのまま受け取ってみる。
これも、「見方を変える」ひとつの方法なんだと思います。
3つ目|夫の「してくれない」を違う方向から見てみた
見方を変えて楽になったのは、自分のことだけではありませんでした。
夫との関係でも、同じことがありました。
冒頭でも少し触れましたが、うちの夫はシフト制で朝早くから夜遅くまで働いているので、家族の予定を立てるときも、基本的には「私一人でもできる前提」で考えています。
結婚した当初は、
「なんで手伝ってくれへんの」って、よく喧嘩になっていました。
副業を始めてからも、夫は私の仕事に細かく口を出すことはありませんでした。
最初は、「無関心なんかな」と思うこともありました。
でも、あるときふと思ったんです。
「これ、無関心なんじゃなくて、私を信頼して任せてくれてるんちゃう?」
そう考えた瞬間、驚くほど気持ちが楽になりました。
夫の行動が変わったわけではありません。
仕事の時間も、生活も、何も変わっていない。
変わったのは、私の見方だけです。
「何もしてくれない人」と思っていたときは不満ばかりだったのに、
「私を信頼して任せてくれている人」と思えるようになったら、同じ毎日でも感じ方が変わりました。
もちろん、何でも無理やり良い方向に考えればいい、という話ではありません。
しんどいものはしんどいし、助けてほしいときは「助けて」と言っていい。
ただ、
自分が今見ている見方だけが、唯一の正解ではない。
そう思えるだけでも、心に少し余白ができるんです。
3つの出来事に共通していた「たった1つ」のこと
ここまで3つの出来事を書きました。
「当たり前」を書き出してみる。
人からもらった言葉を、そのまま受け取ってみる。
「してくれない」と思っていた相手の行動を、別の方向から見てみる。
やったことはそれぞれ違います。
でも、根っこにあるのは全部同じでした。
事実は変えられなくても、見方は変えられる。
私はずっと、
「もっと頑張らなきゃ」
「もっとちゃんとできるようにならなきゃ」
と思っていました。
でも本当は、すでにやっていたんです。
ただ、自分がそれを「できたこと」として見ていなかっただけ。
だから自己肯定感を上げるために、何かすごいことを達成しなくてもいいのかもしれません。
まずは、今の自分がすでにやっていることに気づく。
それだけでも、自分を見る目は少しずつ変わっていきます。
今日、寝る前に自分に聞いてみてほしい3つのこと
もし今日、「私、何にもできなかったな」
と思っているなら、寝る前にちょっとだけ考えてみてください。
❶今日、「当たり前すぎて数えてなかったできたこと」は何?
❷最近誰かに褒めてもらったのに、「そんなことない」って流してしまった言葉はない?
❸「してくれない」と思っていることを、違う方向から見ることはできない?
さっき挙げたような、洗濯や、ご飯や、子どもとの会話。
そして、今日も一日をなんとか終わらせたこと。
それだって全部、「できたこと」です。
自分では当たり前すぎて、気づいてないだけ。
あなたは、自分が思っている以上に、毎日めちゃくちゃいろんなことをやっています。
一人では見つけられない「見方」もある
ただ、自分のことって、自分ではなかなか見えません。
私自身もそうでした。
人に自分の毎日のことを話して、
「それ、すごいですね」と言ってもらったことで初めて、
「あれ? 私、けっこう頑張ってるんかな」と気づけました。
だから今、私も相談してくださる方のお話を聞きながら、
「ほんまに何もできてない?」
「別の方向から見たらどうやろ?」
って、一緒に整理する時間を作っています。
自分を責めてしまうときって、一人で考えていると、どうしても同じところをぐるぐる回ってしまいます。
そんなときは、一人で答えを出そうとしなくても大丈夫です。
子育てのモヤモヤでも、
「私なんて」と思ってしまう気持ちでも、
理由はわからないけどなんとなくしんどい、でも大丈夫。
話しながら、今とは少し違う「見方」を一緒に探していきましょう。
☘️1分からでも大丈夫。
とにかく言葉にして自分の中から出してみることが大切です☘️